シングルマザーの仕事と育児・家事に関するストーリー。
今回は、9歳の男の子を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。
旦那がいたって大変な仕事と家事・育児の両立。
それをひとりで背負っているシングルマザーはやっぱりすごい!
そんなシングルマザーならではの悩みや苦労を共感し合い、そして勇気を与えることが出来たら・・・。
小さな子供がいて、シングルマザーでということだけで採用されないという現実がある
(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
子供を育てるためには働かなくてはいけません。
しかし、シングルマザーであるという事でそもそも採用されないという現実もあります。
- 残業ができない
- 休日出勤ができない
- 急に休む
といったリスクが高いと思われているからでしょう。
私の場合、妊娠中に離婚し、出産してから今の職場に勤務するようになったんですが、友人の紹介があったから採用してもらえた、と言ってもいいと思います。
子供が小さいうちは毎月のように熱を出していました。
休みも取れず、看てくれる家族も居なかったので、病児保育の常連さんでした。
病児保育は便利なものの1日2000円かかります。
インフルエンザや水ぼうそうなどの病気にかかった時は2,000円×6日間=12,000円。
更に仕事場では、遅刻扱いになるため−10,000円。
計22,000円の出費になることもありました。
それが毎月になると、かなりの痛手です。
幸い、部署異動してからは休みも取りやすく、融通もきくようになったため随分楽になりました。
シングルマザーに限ったことではないですが、職場の理解が重要になると思います。
運動会・卒園式・発表会ではビデオ撮影しながら観るので、レンズを通してしか子供の姿を観ていない
(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
普通は、お父さんとお母さん2人でやることを1人でやるわけですから、大変なことだらけです。
食事の準備をしながら、洗濯をしながら、部屋の掃除をしながら、子供と関わる。
火を扱いながら、抱っこをせがまれたり、重たい荷物を両手に抱えてる時に、抱っこをせがまれる。
子供が眠った時がゆっくりできる自分の時間になるのですが、その頃には疲れて自分も寝てしまいます。
大きな行事である運動会や卒園式・発表会なども、ビデオ撮影しながら観るので、私は今までレンズを通してしか子供の姿を観ていません。
私の場合、諸事情により祖父母の協力もなかなか得られないため、運動会などいつも2人きりです。
家事の分担ができないため全部1人で抱えなければならず、仕事が忙しい時など、ついつい子供をほったらかしにしてしまうこともありました。
子供に寂しい思いをさせる事も多いと思います。
小学生になり、友達と遊びに行くようになるとだんだん親の手を離れていき、楽になりました。
不仲な両親の元に育つより、片親でも楽しく朗らかな家庭環境の方が良いと判断したため妊娠中に離婚を決意
(シングルマザーとして誇れること)
シングルマザーになる事情は、各ご家庭それぞれです。
一時期は「片親だから…」と思われるんじゃないか、と過剰に反応していたこともありました。
私の場合、不仲な両親の元に育つより、片親でも楽しく朗らかな家庭環境の方が良いと判断したために、妊娠中の離婚を決めました。
大変な事も多くありました。
でも、ニコニコ笑って楽しく過ごせています。
「片親だから…」と言われないように、他のお子さんと同じようにおもちゃを買い、いろんなところに遊びに連れて行きました。
「うちはお母さんしかいないからできないんだ」など思わせないようにしてきたつもりです。
経済的には毎月苦しくギリギリですが、使える制度は最大限に活用しています。
片親だろうが無かろうが、子供に対して愛情と責任をもち関わっていければいいと思います。
(9歳の男の子を持つシングルマザー)