シングルマザーの仕事と育児・家事に関するストーリー。
旦那がいたって大変な仕事と家事・育児の両立。それをひとりで背負っているシングルマザーはやっぱりすごい!シングルマザーならではの悩みや苦労を共感し合い、そして勇気を与えることが出来たら・・・。
今回は、8歳と11歳の男の子を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。
経済的にも育児においても、行政や実家からの支援や周囲の理解に頼らざるを得ないという状況がある
(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
子供の年齢にも大きく左右されますが、経済的なことと、育児にかける時間のバランスをどう考えるのかが一番大変だと思います。
一人で家族を支えていくだけの経済力がないといけませんが、子供がいたら、出張や残業の多い仕事、時間が不規則な仕事、夜勤のある仕事などは、現実には続けられないと思います。
従って、就ける職種が非常に限られてきます。自分のキャリアを伸ばす、ということもあきらめなければいけないことが多いと思います。
また経済的なこと以外にも、純粋に「子育てにかける時間も手も足りない」という現実から、行政や実家からの支援や周囲の理解に頼らざるを得ない、という状況も多々あります。
子供に対しては、「普通のお母さんのように」日常生活のことをきちんと隅から隅まで見てやることができていないという罪悪感もあり、精神的に辛い時も多いです。
子供の学校の行事やおけいこごとでのイベントで、両親揃っていることが暗に期待されている行事は辛い
(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
仕事と家事・育児の両立が大変だというのは、シングルマザーでなく、夫がいたとしても、「働くお母さん」なら誰でも多少なりとも感じることでしょうから、さほど特別なこととは思いません。
むしろシングルマザーだから大変だと思うのは、子供の学校の行事やおけいこごとでのイベントなどがあった時です。
「保護者」は自分一人しかいないので、「両親揃っていること」が暗に期待されている行事は辛いものがあります。
例えば運動会などで、お母さんはお弁当を作り、お父さんは朝早くから並んで場所取りをしたりカメラを設置して待機するなどといったことは、一人ではできません。
おけいこごとの発表会でも、お母さんは舞台裏で子供の準備を手伝う一方でお父さんは客席でビデオを回す、ということも一人ではできません。子供達がまだ小さかった頃はちょっとした旅行も大変でした。
また、私は子供が2人いるので、休日の2人の予定がばらばらな時は、それぞれの送り迎えや付き添いなどの時間の調整が大変で、文字通り自分がもう1人いてくれたらと思うことが多いです。
子供達は私以外に最終的に頼る大人はいないのだと理解し、自然と親子の結束と信頼関係が強くなる
(シングルマザーとして誇れること)
親子の結束と信頼関係が強くなることだと思います。
子供達は私以外に最終的に頼る大人はいないのだと理解していますし、私も(友人や実家などを頼りつつも)最終的には自分が子供達を独り立ちさせなければならないと思っているので、お互いに協力し助け合っていくという構図が自然と出来上がっています。
一人で頑張る私の姿を日常的に見ている子供達は、こちらが何も言わなくても、私がしんどそうな時は色々と手伝ってくれるようになりました。
子供達が小さい頃はそれなりに大変でしたが、それを思うと明日は今日よりももっと良くなる、楽しくなる、と思って毎日を過ごしています。
(8歳、11歳の男の子)