シングルマザーは労働時間が限られ、土日休みだと給料も安く生活は苦しい

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シングルマザーの仕事と育児・家事に関するストーリー。

今回は、5歳の男の子を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。

旦那がいたとしても仕事と家事・育児の両立は大変。

それをひとりで背負っているシングルマザーはやっぱりすごい!シングルマザーならではの悩みや苦労を共感し合い、そして勇気を与えることが出来たら・・・。
 

働ける時間や選べる仕事も限られている上に土日休みの仕事だと給料が安く生活できない

(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
まず、シングルマザーだと働くことの出来る時間が限られており、選べる仕事も限られていました。

そのうえ土日休みの仕事となると、給料も安く、これではとても生活できないです。

毎日遅くまで仕事をされている方々に、申し訳なく思いながらこどもを迎えに行っています。

いただいている給料の分しっかりと仕事をしたいのですが、十分に働けていないと思います。

帰宅時間までに終わらせることができないことも多く、仕事を持ち帰ることも度々あります。

もう少し、仕事においてもやってみたいことや研究したいことなど、力を注ぎたいことはたくさんありますが、中途半端にしかできず、またいつ子供に何があるかわからないため他の方の迷惑を考えると手を出せずもどかしいです。

そして、とっさの病気の時やどうしても出勤しなければならない時は、子供を預ける手配やお金もかかり負担になります。

両親は近くに住んでおり、快く引き受けてくれるので助かっていますが、それでも一日中面倒を見るのは負担になるようで、毎度預けるのも心苦しいところです。
 

仕事後家に帰ってもバタバタで、子供と関わる時間が取れず寂しい思いをさせている

(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
子供と関わる時間がなかなか取ることができず、寂しい思いをさせています。

家で一緒にくつろいでいられる時間も少なく、仕事が終わって家に帰ると、夕飯・お風呂とバタバタしている間にもう就寝時間になってしまいます。

絵本を読んだり、一緒に工作したりも、休日しかなかなかできません。

家事も簡単に済ませてしまうことが多く、食育どころではなく、子供がジャンクフードを覚えてせがむようなこともあります。

部屋が片付かないまま何日か過ごすこともあり、そうなると子供に片付けなさいとは言いにくいところです。

また、公園に連れて行くこともままならず、たまに連れて行くと、子供自体が遊びなれず、遊具でもうまく遊べません。

つい、他の同じような年頃の子供達と比較してしまいますが、我が子より小さな子がスイスイと遊具を走り回っているのを見て心配になります。

他にも、ママ友なども作りづらく、いろいろな情報が入ってこず、直前に焦って準備したりしています。

今の仕事ではそれなりにお給料をもらえるようになり、なんとか生活を保っていますが、将来の進学や部活・習い事を考えると預金もままなっていない現状ではかなりの不安があります。

欲しいものを買ってあげることもできません。

祖父母に頼っているという現状ですが、習い事となると正直頭が痛いところです。
 

ひとりで子供を育てなければならない状況に追い込まれ、働きながら教員の資格を通信教育で取得

(シングルマザーとして誇れること)
やりたいことができました。そして、子供にとって自慢の母さんになりかけています。まだまだまだまだ途中ですが。

子供が産まれてすぐに離婚しました。

特に夢もなく、なんとなく流れで就職し結婚・妊娠と、頑張るということや努力するということと程遠い生き方をしていました。

それが突然、子供と二人で生きていかなくてはならなくなりました。

とりたてて資格や特技もなく、でも子供を育てなければならないという状況に追い込まれて、まず資格を取りました。

教員の資格を働きながら通信教育で取得したのです。

2年かかりましたが、教科書を読み込み、久しぶりに丸暗記の一夜漬けで試験に臨んだり、レポートを作成したりと何事も続けられなかった自分が信じられない集中力で取り組みました。

仕事をするようになって、なかなか子供との時間はとることができませんが、私は子供にとって母親であり、父親でもあります。

望むならキャッチボールでもサッカーでも冒険でもなんでも付き合ってあげたいと思います。

ですが、教員として仕事をして、もっとこういうことがしてみたい、このことについて専門的な知識が欲しいという欲が出てきてしまいました。

そのためにはもっと時間を、自分のために使う必要があります。

私が頑張る背中を見せたいという思いもあります。

子供は「ママは先生なんだよ!」と、いろいろなところでいろいろな人に言っているそうです。

子供にとっての世界はまだまだ狭く、家族か保育園の友達と先生、お店屋さんくらいのものですが、その中で先生という役割をママももっているということが、子供にとっての誇りでもあるようです。

彼の誇りで有り続けられるよう、まだまだ向上していかなければなりません。

何より、私は今の勉強の日々が楽しくて仕方ないのです。
 
(5歳の男の子)