
シングルマザー・母子家庭の仕事と育児・家事に関するストーリー。
シングルマザー・母子家庭ならではの悩みや苦労を共感し合い、そして勇気を与えることが出来たら・・・。
今回は、3歳の男の子を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。
子供のことで休みを使うので、自分の具合が悪い時には有給がもったいなくて休めない
(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
子どもが体調を崩してしまった時に、他の人に頼めないから自分が会社を休むしかありません。
具合の悪い子供もとてもかわいそうで、自分も出来れば側にいてあげたいのですが、仕事を休みすぎるとくびになるのでは、降格するのではと不安がよぎってしまいます。
また子供のことで休みをたくさん使ってしまうので、自分の具合が悪い時にはもう有給がもったいなくて休めません。
とにかく健康管理が一番大切だと痛感しています。
また、保育園の延長保育の枠がもらえなかったので、絶対残業が出来ないのです。
同じ仕事の量をこなすのに、他の人は何時間も残業し、残業代ももらってやっていますが、私は定時にあがれるように昼休みもなく、トイレにいく間も惜しんで仕事をしています。
でも子供との時間のほうが今は大事なので、頑張りたいと思います。
育児や家事、パパがいたら半分ずつ担当できるのになと思うことはある
(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
朝と保育園から帰ったあとの短い時間で、家事も自分の支度も子供の支度もすべてしなくてはならないということがとても大変です。
また、私が洗いものをしている時に、子供が遊んで遊んでとぐずり泣きを始めた場合、パパがいれば「ちょっとパパ、みていてよ」「遊んであげて」と言ったり、洗い物を変わってあげたり出来るのですが、それが出来ないということが子供にもかわいそうだし、私も困ってしまいます。
子供を連れて保育園から帰宅すると、もう7時になっているので、夕飯の支度を朝するしかありません。
朝、朝食とお弁当と夕飯の支度と、洗濯や掃除、ゴミだしなどを全部するので本当にばたばたです。
パパがいたら、半分ずつ担当できるのになとは思ったりすることはあります。
よりを戻そうとは一切思わないですが。
最愛の子供がママが大好きと言ってくれることが私の生きる意味だし、何より誇れること
(シングルマザーとして誇れること)
まず一番良かったことは、私自身が不幸だった結婚生活から開放されて、とてもリラックスして笑顔が多くなったことだと思います。
結婚相手と離れたことで、本当にすっきりしたのです。
この選択は大正解だったと毎日思っています。
また、とても強くなったと思います。
どんな大雨でも子供を自転車にのせ、レインコートをかぶって買い物にいくし、重い荷物をもって、子供を抱いた上で、たたんだベビーカーを担いで駅の階段をかけあがったりしている自分は結構好きです。
綺麗で優雅なママにはなれなかったけれど、逞しいママにはなれたなと思います。
そして、最初はシンママになったことで卑屈になったり、誰かに聞かれたらどうしようと思っていましたが、今はもう自分からシンママなんだと周りに話しているし、夫婦揃って家族ぐるみのママ会にも1人で堂々と参加できている自分もかっこいいかもと思っています。
何より、最愛の子供がいつも私の側にいてくれて、ママが大好きと言ってくれることが私の生きる意味だし、何より誇れることです。
これから辛いこともたくさんあると思いますが、私はいつまでも子供を守り、味方でいてあげられる母でありたいです。
(3歳の男の子を持つシングルマザー)