シングルマザーの仕事と育児・家事に関するストーリー。
今回は、20歳女の子と15歳女の子の二人の子を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。
旦那がいたとしても大変な仕事と家事・育児の両立。
それをひとりで背負っているシングルマザーはやっぱりすごい!そして強い!
子供の高熱で仕事を休みがちでしたので、クビになる覚悟で働いていた
(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
離婚したのは今から10年前で、上の娘が10歳・下の娘はまだ5歳で幼稚園の年中の頃でした。
身体が弱くすぐに扁桃腺炎になって高熱を出すため、仕事を休みがちで会社には迷惑ばかりかけました。
それでも働かないわけにはいかないので、熱のある子を幼稚園バスに乗せた事もあります。
幼稚園や学校から熱があるので迎えに来て下さいという連絡もしょっちゅうありました。
その都度、上司に理由を話して帰らなければならなくて、そのうちクビになるんだろうなと覚悟を決めながら働いていました。
フルで働かなければならないので、子供には鍵を持たせていました。
働きながら娘2人の事をいつも考えていましたし、今でも学校の事で会社を休んだり、早退したりで大変な事ばかりです。
子供がいじめにあったとき、お父さんがいたらすぐに相談しただろうけど出来なかった
(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
シングルマザーになって10年が経ちました。
離婚したばかりの頃は、上の娘が寂しさで声が出なくなり大変でした。
ペットショップで可愛い仔犬を見た時に笑わなかった娘がやっと笑顔を見せてくれたときは、その仔犬を飼う事にしました。
それもあってか、娘はだんだん笑顔を取り戻してよく話すようになりました。
それからしばらくして今度は下の娘が中学生になってすぐにいじめられている事に気がつきました。
ある日、台所のテーブルの上に手紙が置いてありました。
娘からでした。
「ママ、学校に行きたくないです、あたしはいじめられています。」
「もしママが学校に行きなさいと言うならもう死にたいです。」
そう書かれていました。
わたしに主人がいたら、この子にお父さんがいたらすぐに相談したことでしょう。
でも私達にはそれが出来ない、それから約一年は大変な毎日でした。
泣く娘を見ているのが辛くてわたしも何度も一緒に泣きました。
「ママがいるから。ママが守るからだから大丈夫!」
それを言うのがやっと。
シングルマザーは、父親も母親も両方しなくてはいけません。
仕事も家事も子育ても全て完璧になんて無理です。
家事はだいぶ気を抜きながらそして手を抜きながら頑張るしか正直なかったです。
娘には苦労ばかりかけてきたのに、素直で優しい娘に育ってくれたことが誇り
(シングルマザーとして誇れること)
2人の娘が本当に素直に育ってくれた事です。
親の勝手な理由で、今まで本当に娘には苦労ばかりかけてきました。
それでも素直で優しい娘に育ってくれています。
いじめられる事はあっても人をいじめたりはしていない。
私が病気で入院した時も毎日お見舞いに来てくれました。
本当にこの子達を産んで良かった、この子達がいてくれて本当に良かった。
この子達が私の1番の誇りです。
どんな辛い事があってもこの子達の為に頑張らなくては。
シングルマザーの道を選んだのは、私なのだから。
(20歳女の子と15歳女の子の二人の子を持つシングルマザー)
働く女性の働くレシピからのアドバイス
いかがでしたか?
こどもがいじめにあっていることを知ったあとは本当に大変だったことでしょう。
近くに相談できるパートナーがいないと、ひとりで抱え込まないといけませんし、誰かに話したくても、こどものいじめとなると中々、ママ友にも相談し辛いですから。
それでも、子供達が素直に育ってくれて良かったですね。
ママが子供達を一番の誇りに思っているように、子供達もママを一番の誇りに思っていることでしょう。