「小1の壁」はやっぱり高かった。
そんなワーキングマザーの学童保育に関する体験談を集めてみました。
今回は、外資系IT企業で正社員として働く小2息子と5歳娘のママの学童保育に子供を預ける体験談です。
学童保育では、保育園ほど一人ひとり事細かに見ていないため、子供の様子が分からず心配な日々でした
(あなたが感じた「小1の壁」)
現在小2の息子が通う児童ホーム(学童保育)は息子が通う小学校校舎内にあります。
私が子供の頃は1学年7クラスもあるマンモス校だったのですが、現在は1学年3~4クラスになり、空教室を児童ホームとして使うようになったようです。少子化を身近に実感し、少し寂しさを覚えます。
息子は生後6ヶ月から保育園でお世話になってきたので、入学前は児童ホーム利用にもさほど不安はありませんでした。
しかし、実際児童ホームでの生活が始まると保育園生活とのギャップに最初はとまどいました。
1年生の最初の頃に、息子がお友達に頭を何度も強くたたかれ頭が痛い、と言って帰ってきたことがありました。
鉛筆の先で背中をつつかれ傷を作って帰ってきたこともありました。
保育園の時はそんなことがあれば先生から逐一報告がありましたが、指導員さんからは得に報告もなく、こちららから問題を報告し、気をつけて見ていて頂くようお願いをしました。
保育園では先生が子供一人ひとりの性格をよく理解し、個々人にあったサポートをしてくださっていました。
園内で何かあれば、事細かに報告してくださり、1日子供と離れていても園での様子がよく分かり、不安もありませんでした。
しかし、児童ホームはやはりそうはいかないのですね。
小学生になれば、ある程度自分たちで何でもできるようになるので、指導員さんも保育園児ほどには一人ひとり、事細かに見てはいないようです。
指導員さんからその日の子供の様子の報告もないですし、子供に聞いても満足のいく説明はしてくれず、児童ホームでの子供の様子が全く分からずに、心配な日々でした。
そんな親の心配を全くよそに、息子はすぐに学年を超えたお友達がたくさんでき、毎日、児童ホームが楽しくて仕方がないようです。
「早くお迎えに来ないで!」お休みの日も「児童ホームに行きたい!」と児童ホーム生活を満喫しています。
子供は親が思っている以上にタフだし、新しい環境への適応力があるんだな、と改めて子供ならではの能力に感心してしまいました。
私の不安は取り越し苦労だったようです。
今ではすっかり開き直って、過度の心配はせず、子供が楽しく学校と児童ホーム生活を過ごせるよう見守るようにしています。
小1の壁は私たち親子にとっては子供にとっての壁よりも、母親にとっての壁の方が大きかったようです。
子供の子供ならではの能力を信じ、子供の成長を信じ、指導員さんを信じることで、母親の私も小1の壁を乗り越えることができたと思います。
学童保育を利用することでクラスや学年の枠を超えてたくさんのお友達ができたことが何よりも良かった
(学童保育に預けて良かったこと)
小学校入学に際し、私の一番の不安は息子にちゃんとお友達ができるだろうか。仲良くしてくれる気の合うお友達ができるのだろうか、ということでした。
小学校に入学して、息子はすぐにクラスでたくさんのお友達を作りました。
さらに、児童ホームを利用することにより、クラスや学年の枠を超えてたくさんのお友達ができたことが何よりも良かったと思っています。
自分が仕事をしているので、家にいてやれず、児童ホームに預けなくてはいけないことを申し訳なく思うこともありましたが、息子が楽しそうに、児童ホームでのお友達の話をしてくれると、とてもうれしくなります。
息子があまりにも楽しそうにしているので、児童ホームに行っていないクラスのお友達は児童ホームに行けることを羨ましがっているそうです。
児童ホームではお天気の良い日は毎日外遊びを取り入れてくれているのが良いと思います。
家に帰ってきてしまうと、母親の私もさすがに毎日外に連れ出すのは大変ですし、お友達の家に行けば、ゲームをしてばかりになるので、放課後児童ホームに行き、たくさんのお友達と外遊びできるのが良いと思います。
また、今までやったことのなかった、プラバン遊びやアイロンビーズの遊びも教えてくださり、遊びの幅が広がったように思います。
また、最近では世の中の治安も昔ほどは良くなくなり、子供を一人で外歩きさせるのも心配な時代になったと思います。
児童ホームを利用していることにより、大人が迎えに行くまではホームが責任を持って子供を預かっていてくださるので、その点は安心だと、日々思っています。
学校帰りに一人でどこかに行ってしまうこともないですし、親の知らないところで何をやっているのかわからない、という状況もないので安心です。
料理が得意ではない私にとっては、夏休みなど長期休暇中の毎日のお弁当作りが一番苦労している
(学童保育に預けて大変なこと・苦労していること)
大変な思いをしたり、苦労していることは得にはないですが、自分が仕事をしていることにより、やらせてあげたい習い事に自由に通わせてあげられないのが、申し訳なく思います。
まだ低学年ですから、習い事に一人で行かせるには不安がありますが、私が送り迎えができないので、あきらめざるを得ません。
もうすこし、大きくなって一人で習い事にも行けるようになれば、この問題は解消できるかと思います。
学校の給食がない日や、夏休みなど長期休暇中は毎日お弁当を持たせます。
夏は傷まないようにお弁当の中身も限られますので、料理が得意ではない私にとっては毎日のお弁当作りが一番苦労していることかもしれません。
(外資系IT企業で正社員として働く小2息子と5歳娘のママ)