出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。
今回は、育休明けは正社員(フルタイム)から夜勤なしの正社員(常日勤)に働き方を変えた看護師として働くワーママの体験談です。
妊娠中も深夜勤務という過酷な業務をこなしていた看護師ママ。
今では、後輩ママたちにアドバイスすることで、看護職ながら職場復帰率は100%の環境をつくられているようです。
産休直前まで夜勤をしたことで緊急入院となり、子供中心の仕事内容に変更しようと決意した
(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
産休に入る1日まえに、深夜業務をこなし産休に入った私です。
少しでもお金になるのなら!と、上の子が熱を出しても、実母にお願いして看病してもらっていました。
2人目の出産の時に、産休に入ってからすぐにお腹の張りがひどくて、緊急入院となり産科の先生から「妊婦が、夜勤して!頑張りすぎたんやな!赤ちゃんが苦しいと言っている」と叱られたのを期に、これからは子供の為の子供中心の仕事内容に変更しようと決意しました。
1歳になった日に復職をいたしましたが、周りも昔の子育てママさん・現役子育てママさんが多かったので、子供の急な発熱や行事は、優先で休ませていただいていました。
給料はもちろん大幅に下がりました。
お金のために仕事を頑張っていた自分を振り返り、お金よりも子供の成長を見て行こうと見つめ直した
(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
子供が産まれるまでは「お金!」
と、とりあえずお金が多い方が良いと考え、どれだけ仕事がしんどくても頑張って夜勤もこなし、上の子が熱を出しても休まず、もちろん自分が倒れそうでも薬を飲み仕事に行っていました。
切迫早産で入院になり、安静を余儀なくされ、先生からのお言葉に入院中、ずっと今までの自分について行動を振り返り、
「私がしてきたことは本当にこの子の為だったのか?ただ、お金欲しさだったんじゃないか」
とも考えるようにもなり、緊急帝王切開で手術をすることになった時に、心から「この子を守っていかなきゃ!お金より、夜勤より、自分の子供の成長をしっかりと見て行こうと決めました。」
おかげさまで、子供との思い出作りや子育てに後悔はしなくて済みました。
今後、子供が独り立ちできるようになればまた、夜勤も考えて行こうと思っています。
職場復帰率は100%。働きやすいという事は子供にも優しい良い職場であるということ。
(ワーママとして働き続けることについての悩み・感じたこと)
子育ての大変な時期を乗り越え、今では、年に数回突発的な発熱や嘔吐などで休むこともありますが、周りの先輩方が
「仕事は2の次!子供中心で生活をしなきゃ、絶対に後悔するから!」
という言葉を、本当に嬉しく思ってお仕事を続けて来れました。
今では先輩として、子育て奮闘中のママさん職員に
「子供一番に考えてね。私もそうやって仕事を続けて来られたのだから、あなたにも同じ事では悩んで欲しくない。ここは、みんな子育てしてきた人ばかりだから、何も気にする必要はないからね。」
とアドバイスできる立場になりました。
今後もこのママさんを応援する言葉は全員が使っていく次第です。
現在の職場復帰率は100%で辞める人がいないのが現状です。
働きやすいという事は、子供にも優しい良い職場だと思っています。
(看護師として働くワーキングマザー)
働く女性の働くレシピからのアドバイス
子育てしながら働く女性にとって仕事と子育ての両立は本当に大変です。
看護師という職種は夜勤や休日出勤もあるので、正社員で働き続けるとなると尚更大変なことでしょう。
仕事も子育ても両方頑張りたい気持ちは大切ですが、今回の看護師ママさんの様にどちらかにしっかりと優先順位を決めてしまうとことは非常に重要です。
両方をしっかりとやろうとするからストレスに感じてしまうので、良い意味で割り切ることで気持ちを楽にしてみてください。
(参考)育休明けに働き方を変えたワーママへ3︎つのアドバイス
また、ご自身の経験から先輩ワーママとして後輩ワーママたちにアドバイスする姿勢はすごく素敵なことですね。
この様な先輩ワーママが職場に・世の中に増えれば、職場復帰率は高いでしょうし、離職率も下がることでしょう。
同様に理解ある男性上司が増えていくことも大切ですね。