肩身の狭い時短勤務をしてまで正社員にこだわる必要が正直あるの?

出産・育休後に働き方を変えたワーキングママの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間など育児を優先させるために、「正社員→パート」や「正社員だけど時短勤務」というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。

今回は、卸売業の商品企画として正社員だけど8時間から7時間の時短勤務で働くワーママの体験談です。
 

業務時間が短い分、拘束時間の長い業務は難しいので、他の社員のフォロー業務が増えた

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどう変わったか)
仕事内容は、休んでいる間に部署内で担当変更等あり、復帰前より業務量が多くなったり、全く新しい業務やプロジェクトにも参加しています。

ただ、業務時間が短い分、拘束時間の長い業務は難しいので、他の社員さんのフォロー業務が増えました。

責任は、復帰前と同じ役職なので、特に変わりはありません。

待遇面では、給与面では時短分が差し引かれ、賞与に関しても時短分が差し引かれた考課となりましたが、「時短する」という行為に対しては、会社自体が「マイナス評価」をしているわけではないので、時短前と時短後では大きな待遇の差はないです。

ただ、時短勤務していると同じチームで働く他の社員さんからは気を使われますし、仕事をやりっぱなしで帰ることもしばしばなので、肩身の狭い思いをしたり、気苦労する面はあります。
 

仕事量は増えたけど、時短で給与や賞与が減ってしまうので、モチベーションを保つのが難しい

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。その決断の過程での困難や葛藤)
2人目の仕事復帰で、兄弟の園が別々になってしまい送迎の時間上、フルタイムで働くことが難しくなりました。

また、1人目の時よりも早く入園を決めて、授乳時期に復帰したため、授乳の時間の都合上でも、時短勤務が必要と判断しました。

ただ、復帰前よりも仕事量が増えてしまったため、短くなった時間のなかで業務をこなしていくのは厳しいものがあり、時間ぎりぎりでいつもバタバタ会社を出る日々で、仕事に余裕が持てず、無理してでもフルタイムに戻した方がいいのかという葛藤はいつもあります。

その上、頑張っても、仕事量は増えているのに、時短の業務で給与や賞与が必然的に減ってしまうので、モチベーションを保つのが難しく感じています。

ただ、自宅に戻る時間は、フルタイムで働いていた時よりも早く帰れるので、子供との時間が増え「子育ての時間」を感じられるようになりました。
 

肩身の狭い時短勤務をしてまで正社員に拘ることが自分にとってプラスなのか正直わからない

(ワーママとして働き続けることにどう感じたか)
1人目でフルタイムで勤務し、残業代はなくなったものの、給与も賞与も今まで通りだった分、給与面でも業務時間の面でもしんどさを感じることは多いですし、肩身の狭い時短勤務をしてまで正社員にこだわることが果たして自分にとってプラスなのかどうか正直わかりません。

ただ、時短勤務してでもずっとワーキングママとして働き続けるのと、いったん退職して、子育てが終わってからまた働くのでは、多分大きな差が生まれるのではないかと感じています。

特に資格を持っているわけでもないので、正社員として再度雇用されるのも難しいと思っています。

そこまで自分のモチベーションが保てて続けられるかどうかはわかりませんが、できることなら細く長くでもワーキングママを続けたいなと思います。
 
(8時間から7時間の時短勤務で働くワーママ)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

肩身の狭い時短勤務をしてまで正社員にこだわるかどうかで迷う気持ちすごく共感できます。

何を大切にしたいかが一番大事ですので、考えながら今の働き方を見つめ直し、ご自身に合った形を見つけていくことをおすすめします。

退職してしまうのはリスクも伴いますので、焦らずに行動してみてください。

参考までに、「育休明けに働き方を変えたワーママへ3︎つのアドバイス」も併せてご覧ください。