
出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。
今回は、正社員から独立し、エステで働くワーママの体験談です。
保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・
独立後は特に子供の健康管理面で以前よりも意識するようになった
(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
お仕事の内容は、これまで同じエステ・接客業ですが、お勤め(月給制)から個人の完全歩合になったので、安定はしないですが短時間でも割が良く働けます。
しかし、個人経営なので、子供の急な体調不良時などのときには代わりに働いてくれる人がいないので、子供の健康管理などは以前よりも意識するようになりました。
小さい規模でも経営するということで責任感は以前より増しましたが、自分の思うように仕事ができるのでやりがいも感じられてとても満足しています。
頑張った分しっかり反映されるので、仕事への意識もだいぶ変わりました。
自営業だと保育園入園のための点数が難しく、認可保育園には入れなかった
(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
職場では、育児休暇は取れても、産休(産前産後休暇)のシステムがなかったり、復帰する条件が「時短なしの正社員」のみだったので現実的に復帰は無理だと判断しました。
育児休暇後復帰するスタッフはほとんどいませんでしたし、復帰できても保育園からの呼び出しがあるたびに肩身が狭い、という声も聞いていましたし、男性上司が良く思っていない雰囲気の職場でした。
たまたまエステという技術職だったのでフリーでもやっていけるかもしれない・・・と思い、妊娠中から少しずつ活動を始めました。
自分のペースで活動できることは最大の魅力ではありますが、収入が安定しないことや、社会保障がないという点では不安もあります。
保育園の入園も自営業だとなかなか点数が難しいようで、認可保育園は入ることができませんでした。
しかし、労働時間も短時間なので、入園できるまでは一時保育などをうまく利用することでなんとか乗り越えました。
まずは自分が工夫をして育児を楽しみながら仕事も楽しむワーママとしての生き方をしたい
(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
今の時代、専業主婦だとなかなか厳しい経済状況の家庭が多いと思います。
かといって、会社によっては産後のママを受け入れる体制はまだまだできていないようです。
しかし、最近話題になったマタハラ問題には思うところがあります。
妊娠したからと言って、仕事量が減っても待遇は同じにしてほしい、というのはどうかと思います。(もちろん気持ちは痛いほどわかりますが・・・)
子供も仕事も両方を望むのであれば、それ相応に、臨機応変に対応していくべきだと思います。
もちろん、妊娠中でも健康であれば仕事はできたほうがいいですし、産後復帰できる社会になることで、少子化の歯止めにもなるのでないでしょうか。
そのためには待機児童の問題はまだまだ深刻ですし、孤独な子育てや貧困による虐待など、まだまだ問題は山積みです。
だからこそ、まずは自分が工夫をして、育児を楽しみながら仕事も楽しむワーママとしての生き方をしたいなと思っています。
(エステ自営業)
働く女性の働くレシピからのアドバイス
いかがでしたか?
復帰する条件が「時短なしの正社員」のみというのは、ワーママにとっては非常に悩ましいですね。
これでは、なかなか働き続けることはできないと思います。
そのような制度の会社は、女性社員が定着しないでしょうし、いずれ人材不足という問題に直面することでしょう。
また、「まずは自分が工夫をして、育児を楽しみながら仕事も楽しむワーママとしての生き方をしたい」という考えはとても素晴らしいと思います。
そのような考えの女性が増えたら未来は明るいですね。