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社会保険労務士は顧客との長い付き合いが前提なので育児が一段落したら復帰

      2015/06/06

keiri

 
国家資格を捨てて働く女性のストーリー。

世間でも話題になっている「潜在○○」。
国家資格に合格し一時はその職業に就きながらも、何かしらの理由で今はその資格を活かした職業に就いていない。潜在化する理由を紐解き解決できれば・・・。

今回は、社会保険労務士として開業してたけど、夫の転勤を機にピアノ講師として働く女性のストーリーです。
 


社会保険労務士の実務は泥臭く、感情が揺れ動くのできれいな思いだけではやっていけない

(その国家資格の職業を辞めたきっかけ・理由)
つい最近まで、社会保険労務士の資格を活かして、自宅兼事務所を開業していました。
高校生くらいの頃から、ずっと高度専門職に憧れて、専業主婦時代に猛勉強をして社会保険労務士の資格を取得しました。

実際に社会保険労務士の実務に携わってみると、「労働環境をよくしたい」「事業主の力になりたい」「困っている労働者の相談に乗って紛争解決に役立ちたい」というきれいな思いだけではやっていけないことがよくわかりました。

実際には違法スレスレのこともありますし、人から恨まれることもありました。
とても泥臭い、感情が揺れ動く仕事の現場でした。相当な覚悟が無ければやっていけないことを痛感していた矢先に夫の転勤が決まり、転居と同時に事務所をたたむことにしました。
 


勉強が得意で苦労もなく難関国家資格の社会保険労務士資格を取得できたが得意なことと好きなことは違った

(その国家資格の職業を辞めて良かったこと)
社会保険労務士の仕事を辞めて、もともと大好きで20年以上続けていたピアノを子供たちに教え始めてからは、とてもしっくりきています。

経済的事情で音楽大学進学をあきらめたため、ピアノと再度向き合いたいという気持ちは長い間、心の底でくすぶっていました。
たまたま勉強が得意だったために、日本屈指の名門大学に進みました。その調子で、苦労もなく難関国家資格の社会保険労務士資格も取得できてしまいました。

得意なことと好きなことは違います。私は才能が無かったけれど本当に好きなピアノに戻れて良かったと思っています。
 


社会的なステータスと収入が減ったことが社会保険労務士を辞めて後悔してること

(その国家資格の職業を辞めて後悔していること)
辞めて後悔していることは、社会的なステータスがほんの少し減ったことと、収入(時間単価)が大きく減ったことです。

社会保険労務士は、たいへん責任が重くやりがいのある仕事であることは確かで、それに見合う報酬をいただくことができました。しかし、ピアノはごく一部の才能あふれる人を除いては、容易に食べて行かれない、収入の低い仕事です。

芸術はそんなものだと思います。親に高いお金を出してもらってピアノを習い、結局普通大学に浪人してまで通わせてもらって、最後に自立できていないことには正直後ろめたさを感じています。
 


社会保険労務士は顧客との長い付き合いが大前提の職業なので子育てが一段落したら復帰も考える

(もう一度その国家資格の職業に戻るとしたら)
社会保険労務士に戻らなければならないとしたら、子育てが一段落して(子供が全員小学校高学年以上になる)夫の転勤が落ち着くことですね。

社会保険労務士の仕事に戻りたくても、顧客との顧問契約が基本である社会保険労務士の仕事は転勤族の妻にはなじみません。顧客との長いお付き合いができることが大前提の職業です。

単身赴任してもらうという選択肢はもちろんあります。子供が大きくなり、留守番に心配がなくなって、ピアノを思う存分やりきったら、再度開業するかもしれません。
 
(社会保険労務士からピアノ講師へ)
 


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