自分や家族の栄養管理・食育など管理栄養士は生活に役立つ資格

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国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。

今回は、管理栄養士として働く女性のストーリーです。

その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。

その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
 

父が糖尿病で食事療法が必要となった時に、初めて管理栄養士という資格を知った

(管理栄養士になったきっかけ)
父が糖尿病になり、食事療法が必要となった時に、初めて管理栄養士という資格があることを知りました。

実際に食事を変えたりする事で血糖値がみるみる良くなったのを目の当たりにし、すごい仕事だと思いました。

もともと料理をするのが好きで、高校時代のお弁当も自分で作っていたので、食に携わる仕事に就きたいと思い、管理栄養士を目指すことにしました。

食に携わる仕事は他にも調理師など、多数ありますが、どうせなら栄養学の知識を付ければ、生活する上でも役に立つと思い、管理栄養士を選びました。
 

栄養指導により担当患者の検査値が改善した時に患者とそのご家族の方にも感謝された

(管理栄養士になって嬉しかった思い出・良かった経験)
栄養指導により担当患者さんの検査値が改善した時に、患者さんはもちろんご家族の方にも感謝されました。

患者さん1人ひとり、出来ることが違うので、どうしたらその患者さんがやる気になってくれるか、一緒に考えます。

最初は全くやる気がなかった患者さんも、栄養指導を何回も根気強く行っていくことで、少しずつでも、例えばおやつをお菓子一袋食べてたのを、小袋にかえた…など、ささいなことでも変化してくれるととても嬉しいです。

仕事だけではなく、自分の栄養管理や家族の栄養管理、また子供が生まれてからは、離乳食の事など、ある程度の知識はあるので、食育にはあまり不安になる事もなく、生活していく上でとても役に立つ資格だと思います。
 

管理栄養士はどの職場も少人数制のため、残業が多く、結婚や妊娠・出産の時期も考える必要がある

(管理栄養士になった辛かった・苦しかった経験)
病院の管理栄養士として働いていたのですが、どの病院も管理栄養士は多くて2、3人しかいません。

そのためお休みは取りずらく、連休はほとんど取れません。

また、結婚や妊娠、出産も職場によっては時期を考えろと言われることが多々あります。

少人数なので残業も多く、国家資格の割には給料も低いです。

調理師や調理補助の年配の方と働くことが多いので、可愛がられればいいのですが、人間関係が原因で辞める人も多いのが実情です。

私の同期も、調理補助の女性グループからのいじめにあい、うつになってしまって休職しました。

管理栄養士としてのやりがいはありますが、ストレスをためてまで続ける仕事なのかと思いました。

一度辞めてしまうと、栄養士として職場復帰する人も少ないです。
 

管理栄養士は知識だけではなく、コミュニケーション能力が大変必要な仕事

(管理栄養士を目指す方に一言)
管理栄養士は知識はもちろんのこと、調理師や他の職種の方、患者さんと話す機会が多いのでコミュニケーション能力が必要なお仕事です。

大変ですが、やりがいのある職業ですよ。
 
(管理栄養士)