子供の風邪で欠勤は周囲に申し訳ないけど、仕方ない現状もある

出産・育休後に働き方を変えたワーママの体験談シリーズ。

今回は、育休から復帰後は30分時短も正社員の事務職として働くワーママの体験談です。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。

これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・
 

育休明けは時短勤務で仕事内容や責任・月給は変わらなかったけどボーナスは大幅減

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
育休明けも仕事内容や責任は変わりませんでした。

そのため月給は変わらなかったのですが、時短勤務ということでボーナス大幅に減りました。

もともと6時間半という変則的な勤務だったのですが、それでも保育園のお迎えに間に合わないためさらに30分時短勤務をお願いしました。

育休復帰後の1ヶ月間は保育園へのならし保育のために半日勤務にしてもらいましたが、その後は現在のように週5日のうち2日は育休前と同じ6時間半勤務(業務のため、時短できませんでした)で、残りの週3日は30分の時短勤務です。

小さな個人経営の会社のため、「仕事がまわれば良い」という考えなので30分時短も多少の難色を示したものの承知してもらえました。
 

アットホームで子供の急な病気などにも理解を示してくれる職場だから働き方を変えてでもいたかった

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
働き方を変えてでも今の会社にいたかったからです。

子供を1歳から保育園に預けることを躊躇しなかったわけではありません。

できることならば3歳くらいまで一緒にいたかったですが、仕事を辞めて子供が3歳になった時に新たな仕事が見つかるかというと難しいと思ったのです。

1) 子供の急な病気などに理解を示してもらえること。
2) 正社員のまま(社会保険の加入等)でいること。

私の希望は、この2点でした。

1点目は問題なかったのですが、この2点目が問題でした。

現在の職場はアットホームで子供の急な病気などにも理解を示してくれる職場です。

そのため、何度か経営者に相談して少しの時短にすることで待遇も正社員のままにしてくれることになりました。

ただし、職場にはパートさんもおり、時短を選んだ私とパートさんとは勤務時間が大差無い状況になりました。

けれどパートさんと正社員の私だと給与が倍近く高かったのです。

さらに、そのパートさんは入社2年目の私と違い、すでに入社10年以上です。

そして業務内容もさほど変わらないことから、パートさんに対しての罪悪感もありました。

経営者もその点が気になっているようで、私を正社員のままにするのかパートにするのか悩んだようでした。
 

勤務時間がパートと変わらないのに正社員のため給料を多くもらっていることに罪悪感を感じる

(ワーママとして働き続けることについての悩み・感じたこと)
結果的に正社員のままでいられたわけですが、子供が風邪をひいたりして会社を休むことも多々ある上に、保育園から「熱が出たのでお迎えに来て下さい」のコールで月に何度も休んだり、遅刻早退したりをしています。

そうすると勤務時間がパートさんとあまり変わらないまま、給料を多くもらっています。

そこに対して罪悪感や働きづらさを感じることがあります。

正社員からパートに変えてもらえば月給から時給に変わりますのでこのような悩みはなくなるのでしょう。

けれどパートになってもまったく同じ仕事をします。

それで給料が半減すると思うと自分の口からは言えません。

子供もまだ1歳で、保育料が5万円弱と高いためにパートになるというと働いた大半が保育料になってしまいます。

こういう状況になって初めてワーママの葛藤を思い知りました。

会社や他の従業員さんに申し訳ない、と思いながら「子供が熱を出したのでお休みさせてください」と電話をします。

図々しいと自分でも思いますが、こうしてでも続けていかないといけない現状があります。

子供とのふれあいの時間を大切にしつつ、仕事をし続けることは本当に大変です。

毎日バタバタ時間に追われることもあります。

でも決して子供をないがしろにしているわけでも、そうしたいわけでもないのです(周囲からはそういう声も聞こえてきました)。

少ない時間の中でも、うまくやりくりして子供とのふれあいをたくさん増やしていきたいと思います。
 
(事務職(庶務、経理))
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

これがワーママの現実なのではないでしょうか。

職場の方と比較したときに、仕事の役割・待遇などで様々な葛藤を感じたり、不公平な現実もあるかと思います。

周囲に気遣うことも大事ですが、そんなときこそ子供や家族、そして自分自身にとって何が一番大切かを考えて行動をしてみてください。

また、そんな経験をお持ちのワーママの皆様を中心に今後このような問題が解決されていくことを期待したいと思います。

育休明けに働き方を変えたワーママへ3︎つのアドバイスも併せてご覧ください。