男性の育休取得は、収入が減るので積極的に取得するのは現実的には無理

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出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、育休復帰後は時短勤務で働くワーママの体験談です。

育休明けは事務的なことしかやれなくなったので、やりがいを求めるよりお金を稼ぐためと割り切るようにした

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
育休前はインテリアコーディネーターとしてお客様との打ち合わせをしていたが、主人が休日出勤をすることがあるということで土日出勤の可能性があるコーディネーターの業務からは外れました。

時短勤務をしたので給料や賞与は減ったが、お金より体力的に楽な方を選びました。

事務とコーディネーターと兼任をしていて、どちらかというとコーディネーターの業務のほうがやりがいを感じていましたが、事務的なことしかやれなくなったのでやりがいを求めるよりお金を稼ぐためと割り切るようにしました。
 

大人が会社にいる時間以上に、子供は保育園にいなければならないと考えると可哀想に思ったから時短勤務に

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
フルタイム勤務だと保育園から帰ってきてから子供が寝るまでの間の時間と家事をする時間配分に無理が出てくると感じたからです。

それに、子供は保育園での時間が増えるため大人でも会社にいる時間が基本的に9時間なのに子供はもっといなければならないと考えると可哀そうだと思いました。

胃腸風邪のときやインフルエンザにかかった時は、保育園に報告しなければいけなかったが報告をすると5日間も休まなければいけないため報告をせずに熱や下痢がおさまったら保育園に預けていたことも。

また、私自身もインフルエンザにかかったが、有休を子供の万が一に使いたいと思い会社を休まず出勤したこともあります。

病児保育をしている病院があるが診察が8時15分からなので結局、遅刻をして出勤しなければいけないことや1日預けるための費用が掛かるので何の為に働いているのかわからなくなる為利用していません。

私の働いていた会社が事業縮小をし、会社都合で退職することになり新しい職探しをしたが、正社員などのフルタイム勤務は拘束時間の長さがネックとなり、パートとして働くことしか選択肢がなくなってしまいました。

時短勤務での拘束時間と変わらないのにパート勤務だと手取りが少なく、ほとんど保育料に消えてしまう。
 

男性の育休取得への動きがあるが、収入が減るので積極的に取得するのは現実的には無理があると思う

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
何かを犠牲にしなければ働き続けれないと思いました。

子供の体調が完全ではないのに保育園に預けたり、長時間の保育になってしまうと親の都合に付き合わせてしまっていると感じます。

病児保育やファミサポなどがあるが結局、自分の親などに頼れる環境か融通の利きやすい職場でないと厳しいです。

鼻水や咳は冬の間は特に完治せず、ずっと続くので保育園に迎えに行った後に病院へ連れて行ったり、自分自身が風邪をひいたときでも体調の悪い中、子供と一緒に病院へ行くのも辛かったです。

男性の育休取得への動きがあるが、働き盛りで出世へのベースづくりをする年齢と時期が重なることや、主たる生計維持者の場合収入が減るので積極的にとって欲しいとはお願いできないので現実的には無理があると思う。
 
(会社員から事務職のパートに)