妊娠報告後に降格も出産後は割り切って育休・時短制度を活用すべき

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出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

今回は、妊娠報告後に管理職から一般職に降格させられたエステティシャンとして働くワーママの体験談です。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談。

これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・
 

妊娠報告後は店長から一般社員へ降格で給与は大幅減も周りからは元店長扱いで困惑

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
妊娠報告後は、店長から一般社員(エステティシャン)への降格のため給与面では大幅に減りました。

サロン全体から個人での仕事の評価に変わったので仕事内容は楽になりましたが。

ただ周りからは「元・店長」という目で見られていた部分もあり、本来の私の仕事でない業務をお願いされたり、「店長やってたからできるでしょ?一般だからできない。とかは駄目だからね!」と言われたこともあります。
 

他の産休明けスタッフや産休明けで頑張ってる管理職の上司と比較され悔しかった

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
妊娠がわかり会社に報告したところ、産休でしばらくの間サロンが店長不在となるためという理由で、妊娠6ヶ月で一般社員(エステティシャン)に降格されました。

確かに店長時代は会議などでの出張も多くスタッフ管理、営業数字管理などもあってストレスが大きかったので、私も産後復帰後もストレスが少ない一般社員の方がいいのではないかと思っていたこともあり、会社から降格を打診された時は逆に肩の荷が下りた気がしました。

産後復帰後もしばらく一般職を続けていました。

ただ、仕事柄女性社員が多いため他の産休明けスタッフや産休明けで頑張ってる管理職の上司を引き合いにだしては「こうやって頑張っている人もいるんだから、あなただけは特別扱いできないよ」とよく言われました。

どうしても同じような立場のスタッフが多い職場だとこういう風になりやすいのでしょうが、家庭の事情もひとり一人違うのに何故こんなに周りを引き合いに出すんだろうと悔しく思ったことも良くあります。
 

出産後の数年は割り切って育児休暇・時短勤務など使える制度は活用した方がいい

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
子供が小学校に入って少し手が離れるようになり、そのタイミングに合わせて再度管理職に戻りました。

小さい子供を育てながら仕事をするのはとても大変なことなのですが、今になって考えると産後の数年だからと割り切って育児休暇・時短制度など使える制度は活用した方がいいと思いました。

どうしても会社の状況を考えたり、まわりに迷惑をかけてしまうのでは?と思ってしまうのですが、実際自分が産休・育休を取ってみて思ったのは「いなければそれはそれでどうにかなる」と言うことです。

あっけらかんとしてるように感じるかもしれませんが、その位の心持ちで会社と向き合っていかないと結局は自分が家庭と仕事に押しつぶされてつらくなります。

「ここまではきちんとできます。でもこれ以上は今の状況では無理です」とはっきり意思表示しても良かったかなと思うことも実際たくさんあります。

現在また管理職に戻りましたが、サロンのスタッフの産休育休取得にも私自身が以前よりも理解できるようになりましたし、私が休んでいたときに手助けしてもらった分、今度は自分が手助けする番だな。

と思ってスタッフに接することができるようになりました。
 
(エステティシャン)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

多くの企業がもっと女性のライフイベントに合わせた働き方を提供できるようになれば、出産を機に働き方に悩む女性もきっと減ることでしょう。

今回のように子供が小学生になってから、再度管理職に戻れたことを考えると、子供が小さい間は、育児休暇・時短制度などをフルに活用し、子供との時間を大切にしても良かったかもしれません。

ライフイベントに合わせた働き方の事例を蓄積し、中長期で働き方を考えられる世の中になるとよいですね。