小さい体で懸命に笑顔を振舞う子供の姿に泣きながら仕事に行ったことも

nayamu


出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、早期に職場復帰も、子供の体調面が原因で8時間勤務の正社員から6時間勤務に変更。現在は退職して専業主婦の元ワーママの体験談です。

仕事も責任も徐々に別の社員へ移るも家族手当などで給与は配慮

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
電話応対やお茶出し、接客などを全般にやっていましたが、会議がある日には目途が分からないため他の方にお願いすることになりました。

責任も部下に対しての教える時間も勤務終了直前には別な社員に代わってもらいました。給与など差ほど代わりませんが家族手当をつけてもらい、増額して生活面に余裕ができるように配慮してもらいました。

職場のトイレで搾乳をし冷凍するのも限界。子供が体調を崩し正社員を断念。

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
一番は子育てです。
生まれて3ヶ月過ぎに早期復帰したため、生まれてすぐの赤ちゃんを預かってくれる保育園探しが大変でした。

ミルクやおむつも自宅に置いたり、保育園に置いたり、実家に置いたりと大量に購入し母乳で育てていくという自分の中のスタンスというものがあったのか、復帰して2ヶ月ほど、職場のトイレで搾乳をし冷凍していましたが限界がありました。

子供も保育園や祖父母の家に朝早くから夜の7時過ぎまで預かり、小さい体で懸命に笑顔を振舞う姿に泣きながら仕事に行ったのを思い出しますが、そうしていくうちに子供自身が体調を崩すことが多くなってしまい、脱水で入院してしまいました。

仕事も休まなければならず、集中もできなくなり失敗が続いてしまったため働き方を変える決断となりました。

子供の体調不良時の早退やお休みは周囲の社員へ申し訳ない気持ちが残る

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
一日働けて給料が良い仕事に就けるというのは、凄く魅力的で生活面でも余裕が持てて充実していたかと思います。
しかし、環境上、子供がいて体調を崩したときに早退やお休みをとることは、他の社員の方たちへの申し訳なさが凄く残ります。

仕事の代わりはたくさんいます。良い言葉も言ってもらえます。
「いいよ」「大丈夫だよ」という言葉の奥で「早く辞めればいいのに」なんて言葉がよく頭の中で聞こえていました。

だけど、仕事が終わり、保育園へ迎えに行った時の子供の笑顔にさっきまでの嫌な気持ちがキレイに洗い流されているようでまた次の日から頑張ろうという気持ちになりました。

長時間勤務でも会社内や近辺に託児所、学童など預かってくれる所がたくさん増えてくれれば、気持ちにも家庭にも余裕を持って働け続けられると思いました。

(現在は専業主婦)