育休後は時短勤務も中途半端な働き方に納得できずフルタイムに戻した

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出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

今回は、育休後に子供のために一度は時短勤務で働くものの、フルタイムで働かざるを得なかった知的障碍者通所施設の支援員として働くワーママの体験談です。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。

これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・
 

時短勤務で給与は2万円減。仕事も中途半端で周囲に迷惑をかけてばかり。

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
終礼がちょうど自分の帰宅時間に重なるので、途中で退席することが難しく、結局のところ最後まで残ることが多かったです。

時短勤務で終礼より前に帰宅できるようになっても、今度は終礼に参加していないので、翌日以降の業務内容が分かりにくいことが多かったです。

また、時短勤務を利用しているため、給与は月2万円ほどダウンしました。

仕事の内容も業務内容の把握が中途半端にしかできていないので、再確認を行うと全体の足並みが遅れることもあり、他の職員に迷惑をかけているように感じることが多くなりました。

また宿泊や延長を伴う勤務は保育園の預かり時間の関係で難しくなりました。
 

子供のために時短勤務を選ぶも帰れないし減給するしで結局フルタイムに戻した

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
小さいころ、自分自身が働く母親に育てられ、寂しい思いをしたことがあり、まだ0歳児だった自分の子どもを夜7時近くまで保育園に預けることに抵抗があったので時短勤務を利用することに決めました。

また、主人がうつ病でまたいつ再発するかが分からなく無理ができないため、仕事にだけ集中してもらおうとするならば、私が時間を作るしかないと考えたことも働き方を変える決断のきっかけにもなりました。

しかし、上記のように、時短勤務を利用しているにも関わらず時間通りにほとんど帰れないこと、時短利用してるせいで給料が下がり自宅のローンを返済することに支障をきたす恐れがでてきたので、結局、時短勤務は取りやめてフルタイムで働き、保育園の延長保育を利用することにしました。

そのことから「時短を使ったり、使わなかったりするのは困る。」と、会社から注意を受けてしまいました。
 

仕事も育児もバランスよくは難しいのでスパッと何かを諦める割り切りも必要

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
子どもを保育園に預けて働くということは「スパッと何かを諦める」ということが必要なのだと感じました。

私は子どもにさみしい思いをさせたくなくて一度は時短勤務を選択しましたが、結局中途半端な働き方をして会社の人たちに迷惑をかけてしまったように思います。

利用するならば「迷惑をかけても仕方がない」と、開き直って、とことん子どもとの時間を大切にする、もしくは「迷惑をかけないようにするためにはどうすればいいのか」まで、時短を利用する前に会社側と相談をしておけば良かったと、今は後悔しています。

どちらもバランス良くというのは、今の私が働く環境では難しいので私は働くことを選びました。

子どもには寂しい思いをさせて申し訳ないと今も思うのですが、生き生きと笑顔で働く姿を見せていれば、母の姿を見ていた昔の私のように「働くことは素晴らしいこと」と、思ってくれるのではないかと期待して働く姿を見せていこうと思います。
 
(知的障碍者通所施設の支援員)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

育休明けの時短勤務制度を設けていても、その制度の運用が曖昧であったり、周囲の理解が低いために満足する活用ができていないワーママは、たくさんいるのではないでしょうか。

制度の犠牲にならないように、また犠牲者を増やさないように当サイトも微力ながらできることでご支援していきたいと思います。

また、ワーママとして働き続けることについて、「仕事も育児もバランスよく行うことは難しいのでスパッと何かを諦める割り切ること」も確かに必要だと改めて思いました。

育休明けの働き方にお困りの方は、「育休明けに働き方を変えたワーママへ3︎つのアドバイス」も併せてご覧ください。