ワーママは大変だけど、精神的な充実感があり自分が成長していると感じる

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出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、正社員のまま、時短勤務(実働7時間45分→6時間)に変更して職場復帰した営業として働くワーママの体験談です。

時短勤務で会議に出席できないことが多く、給与も時短分カット、残業代も無し。

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
所属の部署が変わり、担当先がかわりました。

根本的な仕事内容は変わりませんでしたが、新たな担当先に合った営業をする上で知識が必要になりました。基本的には上司とのダブルフォローですが、数字の責任は自分にありました。

しかし、現実的には会議やミーティングに出席できないことも多く、最終的な判断は任せてもらえなかったです。給与は時短分カットになっただけですが、残業もできないのでかなり少なくなった感覚です。
 

育休明けが近づくにつれて、子供の成長が楽しく、子供の側にいなくていいのか迷いが生じた

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
最初から仕事をやめる。という選択肢はありませんでした。

社内的に、子育てを応援してくれるシステムが整っており、女性が活躍しやすい環境にあったので働くことに迷いはありませんでした。ただ、営業職で復帰したという前例がなかったので、最初はとても不安でした。

そのため、復帰する際に望んだことは、理解ある得意先を持たせてもらうこと、一人ではなくダブルフォローで数字管理などをすること。でした。基本的には希望を受け入れてもらう形になりましたが、急な発熱時の対処や、休めない時の親や夫のバックアップなどを確認し、協力体制を整えておきました。

ですが、子供が成長するにつれて(復帰が間近になってくるにつれて)育児が軌道に乗り、子供の成長が楽しくて、母として子供の成長を側で見なくて本当にいいのだろうか、という迷いが生じてきました。

夫は復帰には賛成でしたが、義実家が本音ではいいとは思っていないことも気づいていたので、思いの外孤独感がありました。

そのため、周囲への迷惑も最小限に抑え、子供の成長にも少しでも関われるようフルタイムではなく時短勤務という働き方にしてワーママになることを決断しました。
 

ワーママは大変だけど、精神的な充実感があり、自分が成長できていると感じる

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
大変でない、と言ったら嘘になりますが、難しいことではないと思いました。

もちろん、周囲の協力が不可欠になる分、物理的な難しさはあると思いますが、精神的には充実感もありました。
何よりも仕事の効率が復帰前より明らかによくなりました。

例えば、残業です。
今までは、残業しないようにしてもどうしても終わらないので、という理由で残業していましたが、復帰して絶対に残業ができない、となると朝から(夜寝る前くらいからの時も)一日のスケジュールをシュミレーションして、何をどうすれば終わるのか、を常に意識して仕事をするようになりました。

その中で取捨選択するものが鮮明になり、結果的に効率よく仕事をこなすことができるようになりました。

家事も同じです。
毎日溜まっていく、洗濯物や洗い物。この時間にしかできないと思うと体が勝手に動き、スピードもアップしました。家では、家事をいかに効率よく行うかを考え、なるべく子供とのコミュニケーションを取る時間を増やす工夫もしています。

夫との会話もおろそかにならないよう、朝ごはんは家族で食べる。などルールを設けています。

また、平日が慌ただしい分、休日はゆったりのんびりを心がけ、家事も手を抜き、生活にメリハリをつけるようになりました。
ワーママになり、自分自身はとても成長できていると感じています。
 
(メーカーの営業)