中学時代はヤンキーも今はママ薬剤師として医療に貢献中

働く女性の職業紹介シリーズ。

今回は、中学時代はヤンキーも現在は薬剤師として働く女性のストーリーです。

中学時代はヤンキーだったものの人生の方向転換をし、今は薬剤師として働くママの活躍している様子が伺えます。

その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。

その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
 

学力的にも経済的にも医者への道は厳しかったので、薬剤師として医療に貢献したいと考えた

(薬剤師になったきっかけ)
私は中学時代はヤンキーでしたが、あるテレビドラマがきっかけで医者になりたいと突然思いました。

勉強もせず校則違反ばかりするろくでもない中学生でしたが、人生を180度方向転換することを中学3年が終わろうとする時期に決意しました。

しかし、現実は甘くなく学力的にも経済的にも医者への道は厳しかったので、ならば薬剤師を目指し医療に貢献したいと考えるようになりました。
 

医師には何も言えない患者と医師の橋渡し役になって、患者から感謝されたときは嬉しい

(薬剤師になって嬉しかった思い出・良かった経験)
病院勤務でのある日、オペ室から連絡が入り「すぐに消毒薬を持ってくるように」と言われたことがありました。

オペ室そのものには入りませんでしたが、オペ中の緊張した雰囲気をその時に初めて接することができ、この時に「医療チーム」なんだという責任とやりがいを感じたのが薬剤師になって嬉しかった思い出です。

他には、薬剤師の仕事には患者様にお薬のお渡し時やベットサイドで服薬指導をすることが多くあります。

患者様は薬剤師には色々話してくれるのですが、医師には何も言えないという人が多く、内容によっては患者様と医師とのコミュニュケーションの橋渡しをすることがあります。

橋渡しの結果、医師に自分の意志がうまく伝えられ満足した患者様が喜こんでくれたり、「ありがとうっ」と言われたりすると、とても嬉しく思いました。
 

娘と接する時間が少なく、娘の成長の一部始終を見守れなかったことが一番辛かった

(薬剤師になった辛かった・苦しかった経験)
病院勤務では「早番」「通常勤務」「ナイター診療の遅番」とローテーションがありましたが、薬剤師の人材不足のため、すべてのローテーションをやらなければいけない時期が長くありました。

その時には朝早くから夜遅くまでほとんど病院で過ごさなければならなかったのでとてもキツかったです。

また、薬剤師の仕事は絶対に間違えてはいけない仕事なので、緊張感を持続し続けなければならないので、体力勝負で肉体労働だと感じました。

あとは勉強会や研究会にも出席しなければいけないので、子供と遊ぶ時間や寝る時間といったプライベートの時間が本当にありませんでした。

肉体労働でキツイのは仕方ないとしても、娘に接する時間が少なくなることは本当に辛く感じましたし、今思えば娘の成長の一部始終をみることができなかったことが一番辛かったことと思います。
 

薬剤師など医療職は人への責任あるサービス、やりがいのある仕事

(薬剤師を目指す方に一言)
こんな中学生時代は野蛮だった私でも、薬剤師になって医療現場で日々患者様のために頑張っています。

勉強は大変ですが、「薬剤師になりたい」や「薬剤師になって患者様のためになりたい」という気持ちさえしっかりあえば、必ずなれると思います。

医療職は人への責任あるサービスと思いますし、本当にやりがいのあるお仕事です。
 
(神奈川県/薬剤師)