小さな頃からの夢・美容師も長時間労働、給料、手荒れには勝てなかった

biyousi

 
国家資格を捨てて働く女性のストーリー。

世間でも話題になっている「潜在○○」。
国家資格に合格し一時はその職業に就きながらも、何かしらの理由で今はその資格を活かした職業に就いていない。潜在化する理由を紐解き解決できれば・・・。

今回は、小さい頃からの夢であった美容師を辞めて(潜在美容師)、デザイン企画として働く女性のストーリーです。
 


長時間勤務、不規則な一日の流れ、立ち仕事、手荒れ、給料、美容師を辞める理由がいっぱいあった

(その国家資格の職業を辞めたきっかけ・理由)
勤務時間が長く、1年を通して不規則だからです。

いろんな仕事があり、不規則なのはしょうがないのですが、お客様の予約によって勤務の仕方が1日1日変わるので大変でした。昼にご飯を食べる事ができない事もよくあります。
長時間の立ち仕事、シャンプーやカラー剤などの薬品を使うので、手が荒れる事もあります。

お店によりますが、給料があがらず、社員還元が少なかったのも辞めた理由の一つです。
勤務時間に対しての給料の繁栄が他の仕事よりメリットがなかったため、辞める人も多いです。

また、技術があっても接客なので、お客様がついてこないと予約も入りません。女の人のお客様が圧倒的に多いので、いろんなチャンネルの話ができないといけません。技術はもちろん、接客もあるので1日が本当大変でした。
 


デザイン企画は新しいものを企画してそれを形にしていく仕事なので楽しい

(その国家資格の職業を辞めて良かったこと)
技術仕事というのは変わりないんですが、新しいものを企画してそれを形にしていく仕事なので楽しいです。
それが、また結果につながるとなおさらです。

実際にお客様との会話はないですが、チームとなって1つのものを作っていくのは時間がかかるし、大変ですがやりがいがある仕事だと思います。1人では形にする事もできないので、チームワークが必要な仕事です。たくさんの人がかかわる仕事なので、より円滑にスムーズに進めていけるのかも重要になってきます。
 


美容師の仕事は小さい時からの夢だった。今でも、趣味で髪を切りたい。

(その国家資格の職業を辞めて後悔していること)
もともと、小さい時からの夢でもあった仕事なので、辞めるのは後悔しました。
今でも、趣味で髪を切ってみたいなとは思います。

長い間仕事してきたので、大変でしたがお客様との話、顧客になってくれた人との人間関係がなくなったのは寂しい所でもあります。顧客様はだいたい1ヶ月〜2ヶ月くらいでお店にきてくれるので、いろんな話が聞けて楽しかったです。

今でも気にかけてくれる方もいるので、ありがたいと思います。実際の声が生で聞けるのは嬉しかったです。
 


労働環境が改善されれば本当に夢と魅力のある美容師という職業

(もう一度その国家資格の職業に戻るとしたら)
今は、もう戻ることはないと思いますが、給料を気にせずに大切なお客様のみを相手に美容師ができるのであれば、戻ってみたいなーと思います。

夢のある職業ですが、普通の企業に比べると、労働環境でまだまだたくさんの問題も抱えていると思います。そこを改善すれば本当に魅力のある職業だと思うのでだれか救世主が現れてくれることを願います。
 
(美容師からデザイン企画へ)