国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
今回は、美容師として働く女性のストーリーです。
美容師は国家資格のため子育てなどでブランクがあってもまた働けるという長年に渡って役立つ資格だと思った
(美容師になったきっかけ)
親戚に美容師がおり、その仕事を見ながら育ったので幼いころから美容師の仕事に憧れていました。
また、美容師は国家資格ということで、資格を持っていれば子育てなどでブランクがあってもまた働けるという利点もあり、長年に渡って役立つ資格だと思いました。
また高校生の時に、先生から学費の安い専門学校を紹介していただき、全国にも数少ないタイプの専門学校が近場にあるのはすごくラッキーだと思い、美容学校への進学を決めました。
雑用やシャンプーでも仕事ぶりを見て褒めてくれるお客様がいたので、本当にやりがいを感じた
(美容師になって嬉しかった思い出・良かった経験)
美容師免許を取得してから美容室で働いておりましたが、お客様が多いお店だったので忙しくて1日があっという間に過ぎて、退屈することが全然ありませんでした。
はじめは雑用やシャンプーからですが、そういったことでも仕事ぶりを見て褒めてくれるお客様がいらっしゃいました。特にシャンプーは、直接お客様と触れ合います。
少しの時間ですが、こだわってシャンプーをしていたのでお客様から「すごく気持ちよかったよ、ありがとう。また次もあなたにお願いしたいわ」と言っていただけた時は、本当にやりがいを感じました。
またカットやカラーの技術を取得してからは、自宅で家族にもしてあげられたので特に母からは喜ばれました。今は育児中で辞めていますが、子供たちの髪も切れるので嬉しいです。
1日忙しく働いたあとクタクタの状態で、また技術の向上を目指して練習をするのは体力的にも精神的にもきつかった
(美容師になった辛かった・苦しかった経験)
働きだしてすぐは、拘束時間の長さが辛かったです。
技術職なので、常に技術の向上を目指して練習は重ねていました。1日忙しく働いたあとクタクタの状態でまた練習をするのは体力的にも精神的にもきつかったです。
仕事を褒めてくださるお客様もいらっしゃいましたが、逆に意志疎通がうまくできなくて、不快な思いをさせてしまうこともありました。
新人のうちは仕方ないと先輩からは言われましたが、自分としてはどのお客様にも満足して帰っていただきたかったので、うまくできない自分がもどかしくて仕方なかったです。
大したことではありませんが、美容室は土日も仕事であることが多いので中々友人と休みが合わなくて遊びにいくことができなかったのは寂しかったです。
美容師など専門職は資格取得までも取得後も大変ですが、一度取得できれば生涯役立つ資格
(美容師を目指す方に一言)
美容師に限ったことではありませんが、専門職というのは資格を取得するまでも大変ですが、取得して働きだしてからも大変です。ですが一度取得できれば生涯役に立つ資格です。
美容師も、一度育児などで現場を離れてしまっても、資格さえあればブランクのある人も歓迎してくれるお店もあるので再就職しやすいと思います。
学校に通うのも楽ではありませんが、将来資格を取得して安定したいと考えている方はぜひ頑張ってほしいです。
(美容師)