保育士は働くママを支える大切な職業。子育て支援という意味のある仕事。

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国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・

今回は、保育士として働く女性のストーリーです。
 

妹がいて昔から世話焼きするタイプの私は子どもが好きで、子どもたちの生活や暮らしに興味があり保育士の道へ

(保育士になったきっかけ)
5歳下の妹がおり、昔から世話焼きするタイプでした。

それが大きく関わっているのか、子どもが好きで保育士を目指すようになりました。大学で同時に幼稚園教諭の免許も取得しましたが、子どもたちの生活や暮らしに興味を持ち、保育士として働くことになりました。

保育園で勤務した後、自らの希望で児童養護施設へ移動したため、24時間子どもたちと生活を共にする勤務形態となりました。子どもたちの暮らしや生活に興味を持っていたからこそできた移動でした。
 

子どもたちの成長を間近で感じられ、私のことを先生と呼んでくれた時には保育の仕事の素晴らしさを実感

(保育士になって嬉しかった思い出・良かった経験)
保育園で1歳児クラスを担任し、まだあんよもできないような赤ちゃんたちがあんよできるようになり、沢山給食を食べられるようになり、私のことを先生と呼んでくれるようになった時には、子どもたちの成長を間近で感じられるこの仕事の素晴らしさを実感しました。

また、入園当初からいわゆる問題視されていたママと園児がいたのですが、私が中心にその家族のケアを行っていたこともあり、まず園児が私にとても懐いてくれるようになりました。

母親から様々な話を聞き出すことも容易ではないタイプではありましたが、担任した二年間で母親も心を許してくれ、卒園する頃には困っていること等なんでも相談してくれるようになっていました。

家族に歩み寄ることで、子育て支援の仕事ができたととても嬉しく思っています。
 

児童養護施設へ勤務後は、被虐児だったこともあり、子どもたちが荒れていて本当に大変な日々を過ごした

(保育士になった辛かった・苦しかった経験)
児童養護施設へ移動してからは、入所児童の多くが被虐児だったこともあり、子どもたちが荒れていて本当に大変な日々を過ごしました。

虐待を受けていたという事実を受けとめることにまずは心が締め付けられます。

その上、子どもたちは「どうせあなたも他の大人と同じでしょ」と言わんばかりに、暴言、時には暴力で試し行為をしてきます。子どもたちは一度大人に裏切られた経験があるので、再び裏切るわけにはいかないと、毎日必死に子どもたちからのSOSを受け止めました。

志しを持って入職したとはいえ、本当に精神的に辛い時期でした。しかし、その時期を越えると、子どもたちが私を信頼してくれるようになり、信頼関係ができると、その後は子どもたちから相談を受けたり、日々穏やかに過ごせたりと、とてもやりがいのある仕事に変化して行きました。
 

保育士は働くママたちを支える大切な職業。子どもの笑顔と幸せは、ママの笑顔と幸せの上に成り立っている。

(保育士を目指す方に一言)
現在保育士は、働くママたちを支える大切な職業となっています。

ママが安心して子どもを預けることができると、子どもたちも安心して保育園生活を送ることができます。もっと言ってしまえば、子どもの笑顔と幸せは、ママの笑顔と幸せの上に成り立っているのです。

今の時代、子どもと遊ぶことだけが保育士の仕事ではありません。子育て支援という非常に意味のある仕事も立派な保育士のお仕事なのです。是非子育て支援に興味のある若者に、保育士になってほしいと思っています。
 
(保育士)