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利用者さんの笑顔を引き出せたときが嬉しい社会福祉士の仕事

      2016/06/09

kibou

 
働く女性の職業紹介シリーズ。

今回は、社会福祉士として働く女性のストーリーです。

社会福祉士という職業を心から愛し、誇りをもって従事されている様子がはっきりと浮かぶ内容となっています。

その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介し、その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
 

実習で訪れた施設で、知的障害を持つ利用者さんとの出会いが社会福祉士を目指すきっかけ

(社会福祉士になったきっかけ)
最初はもうすぐ30歳になるし、これから生きていくためには、何か手に職をと思って勉強を始めました。

そんな軽い気持ちで勉強を始めたのですが、資格を取得するための実習で訪れた先の施設で、知的障害を持つ利用者さんとの出会いが勉強意欲を変えました。

その施設の利用者さんの優しい気持ちや純粋な目にとても惹かれたため「この人たちの役に立ちたい」と、本気で資格取得を目指すようになりました。
 

自分が必要とされていると感じることが社会福祉士の仕事の大きな魅力

(社会福祉士になって嬉しかった思い出・良かった経験)
何より、利用者さんの笑顔を引き出せたときが嬉しいです。

「知的障害を持つ方の生活支援=大変な仕事」と思われがちですが、私にとっては「大好き」な人たちと笑って過ごせるステキな仕事としか思えません。

私が楽しいときは利用者さんも楽しいようです。

自ずと楽しいと思えることを毎日探すようになるので、自然と笑顔が多くなります。

また、自分が必要とされていると感じることもこの仕事の大きな魅力です。

私が風邪をひいて辛そうにしていると、利用者さんがそばに来て、私を抱きしめてくれながら「大丈夫?明日もおいでよ。」「さみしいやん。」と、言ってくれたことがあります。

私が私であるだけで、必要としてくれている有難さを、とても幸せに思います。
 

困っている利用者さんの役に立てなかったときは社会福祉士として悔しく悲しい経験

(社会福祉士になって辛かった・苦しかった経験)
利用者さんの「困っていること」を解決できないことです。

ご家族が高齢になり利用者さんが施設に通所するための自動車での送迎が困難になった方がおられました。

利用者さん自身が重度の知的障がいがあり、送迎サービスや入所を受け入れてくれる施設を探したのですが、重度であるが故に受け入れが困難でした。

社会福祉士の仕事の一つとして「利用者が利用を必要としている機関を繋げていく」という仕事があります。

このケースでは、私はその仕事を全うすることができませんでした。

結局、その利用者さんは自宅で入所施設の空きが出ることを待つということになりました。

自分が何一つ利用者さんの役に立つことができなかったことが、とても悔しく悲しく、泣きながら見送ったことを覚えています。
 

誰かの笑顔をつなぐお手伝いができることは社会福祉士の仕事の最大の魅力

(社会福祉士を目指す方に一言)
社会福祉士であることを専門に働くことが難しいことがあります。

実際、私の働く施設では、保育士や介護福祉士の資格を持つ方と同じ仕事をしていますし、そのことに疑問を感じたのか、相談援助専門の機関に転職された先輩が多数おられます。

また、そのことから、社会福祉士の資格を取得すること自体に意味がないと考える方が多数いらっしゃいます。

しかし、社会福祉士を取得することは「福祉に対する専門知識を持っている職員である」ということをその資格で語ることができるので、取得することは大きな意味があると私は思います。

専門知識があれば「なんとなく」といった感覚で利用者さんのケアをしている職員に、その問題点を指摘することもできますし、利用者さんやそのご家族にも理解をしてもらいやすいケアができます。

また、社会福祉士を育てるという仕事も社会福祉士しかできない魅力的な仕事です。

大学からやってくる実習生に利用者さんたちの魅力を存分に伝え、利用者さんたちをケアしたいと考える人を増やしていくことが私の使命だと思って取り組んでいます。

頭と心をフルに使うので簡単な仕事とは言えませんが、誰かの笑顔をつなぐお手伝いができることは社会福祉士の仕事の最大の魅力だと思うので、どんな働き方を選択しても「誰かを幸せにするために」その専門性を発揮していただけたらと思います。
 
(兵庫県/社会福祉士)
 


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