子供が病気になっても一緒に過ごせたことは起業・独立のメリット

起業や独立をした働く女性の体験談シリーズ。

今回は、IT企業から独立してカウンセラーとして働く女性のストーリーです。

働く女性にとって、起業や独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するためのひとつの手段なのかもしれません。

これからの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業や独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。
 

IT会社に勤務していた際に周囲の人たちが心の病になるのをみて、カウンセラーを学び始めた

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
IT会社で働いていた際に、周囲の人たちが心の病になっていく様子をみてきました。

自分の上司が自殺に至ったり、同僚がうつになったりした現実をみて、自分にできることは何かなかったのかと思うようになり、目についたのがカウンセラーだったので学び始めました。

カウンセリングを学んだ後は、企業に所属してやっていくより、自営で仕事をした方がいいと思い、個人事業主登録をした後、地域でのボランティア活動から悩んでいる人たちの相談業務として、電話相談・メールカウンセラー・就活支援などをするという事を始めました。
 

休みたい時に休め、働きたい時に働き、子供が病気になっても一緒にいる事ができる

(起業/独立のメリット)
仕事とプライベート時間を自分で自由に決める事ができることが、最大のメリットだと思います。

休みたい時に休め、働きたい時に働き、子供の送り迎えの時間も気にせず、子供が病気になっても一緒にいる事ができ、個人で仕事をするようになって本当に良かったと思います。

自分の自由な時間もとれますので、旅行に行きたい時もいつでも行けることも独立して良かったことのひとつです。

また、自分で仕事が選べ、好きな仕事しかやらなくていいというのも最大のメリットだと思います。
 

独立するもカウンセラー経歴が少なく、人脈も無い状態から始めたので、最初の仕事を取るまでに苦労した

(起業/独立のデメリット)
個人で始めるので、最初の仕事を取るまでが大変だと思います。

また、経歴が少なく、人脈も無い状態から始めたので、企業に入り込んだり、学校カウンセラーなどに入り込むのがとても難しいです。

また、時間が自由にとれる反面、個人での仕事なので、代わりがいないという事で、仕事が多い時に頼めるスタッフがいないというのは、物理的な時間が決まっているので、寝ないで作業するとか、人に会う時間を融通するとかが難しい時があります。

また、最初はお金にならないので資金的に苦労しました。
 

資金と人脈、本当に自分がやりたい事を整理してから独立された方がいい

(起業/独立へアドバイス)
本当にやりたい事なら継続出来ると思いますが、まず、資金と人脈はしっかり用意して、独立された方がいいと思います。

また、本当に自分がやりたい事なのか?という事をとことん整理して、目標をきちんと立てないままで始めてしまうと、精神的に辛くなり、継続出来なくなると思います。

なので、まずは、相談出来るメンターなどを見つけておくといいかも知れません。

私の場合、メンターがいますので、まだ、辞めずに目標に向かってすすんでいます。
 
(カウンセラー、セミナー講師)