専業主婦から職場復帰した女性の体験談シリーズ。
働く女性ばかりが注目されているけど、専業主婦の存在を忘れないで。職場復帰した今だからこそわかる専業主婦の良いことと大変なことや職場復帰体験をご紹介。どっちがエラいわけでもない職場でも家庭でも働く女性はみんな頑張ってる。
今回は、医療系専門職で非常勤として職場復帰した働く女性の体験談をご紹介します。
時間の自由が効くのでプランターや庭の隅でいちごや季節の野菜、薬味野菜などのを栽培
(専業主婦のメリット)
時間の自由が効くのでプランターや庭の隅でいちごや季節の野菜、ハーブやパセリ、大葉、ネギなどちょっとあると助かる薬味野菜などのを栽培しました。
種まきや苗を植えるところから子どもと一緒にできて、水やり、成長を見守り、大きくなる野菜を応援し、できた野菜を収穫して、子どもと一緒に調理したり盛り付けたりして食べる。
まさに食育と節約の一石二鳥な楽しみも専業主婦だからできたことだったと思います。
専業主婦は目に見えて報酬がないので、モチベーションを維持するのが自分との闘いのようだった
(専業主婦のデメリット)
時間が自由なので、しなければいけないことも、するかしないかも、今日するのか明日に回すのかも自由です。なので、ついついテレビを見すぎたり、ついついしなきゃしなきゃと思いながら後回し、気づいたらすっかり忘れてしまっていたことも多かったです。
自分で出ていかないと人との交流も狭くなってしまうので、仕事関係の友人が多かった私には主婦になって、自分が引きこもっているように感じられてしまいました。仕事関係の友人は、研修などでステップアップしているのに、自分は取り残されているような焦りも芽生えました。
毎日の家事の中で楽しみややりがいを見つけられていたら違っていたのかもしれないのですが、ほめてもらえる機会が少なく、時間があれば誰にでもできると思われがちな主婦の仕事なのでその奥深さを旦那や姑に理解してもらえず、孤立していました。
仕事はやった分だけ報酬として給料が支払われるのに、主婦は目に見えて報酬がないので、モチベーションを維持するのが自分との闘いのようでした。
自営を手伝いながら3人の子を育てた姑に、「昔はこうだった」「子どもをおんぶしてミシンを踏んで仕事した」とか「産後、子どもに授乳して一緒に寝ていたら、子どもが寝ている間に動くものだと昔は叱られた」等々、昔と今を比べられ、専業主婦を否定され、家事だけしているのは怠けているかのように言われるのも辛い出来事でした。
旦那の給料で自分のものを買うことや自分の趣味にお金を使うことに何か引け目を感じ始めたから職場復帰
(職場復帰に至ったきっかけ・理由)
旦那の給料で自分のものを買うことや旦那の給料の中から自分の趣味だった乗馬にお金を使うことに何か引け目のような感覚を感じ始めていた時に、職場の同僚に相談したのがきっかけでした。
すぐに同僚が上司に私のことを話してくれて、寿退職した職場から、パートとして、1日1、2時間でも来れるだけでいいからと言ってもらうことができたのが直接のきっかけになりました。
短い時間で、慣れた職場にもどれるならと、即、復帰することを決めました。
職場での自分、家での自分をいかに限られた時間で効率よくこなすか、時間の工夫、時間の使い方で苦労した
(職場復帰する際や職場復帰後に大変だったこと・苦労したこと)
実質、退職してから1年半くらい専業主婦をしていました。職場復帰してから感じたことは男性の上司の中にはブランクと言う人がいた時でした。
当然、覚悟はしていましたが、あからさまに経験年数から1年悪い時は2年ブランクがあると評価が下がってしまっていたことは辛かったです。
専業主婦として様々な経験ができたと思っていた当時の私はショックなできごとになりました。きっと、この職場にいる限りこのブランクは消せないのだと思います。
家事と仕事の両立はフルタイムになってから時間的に大変になってきました。仕事も残業が増え姑と旦那の食事の時間に合わせたり、持ち帰って仕事をしたり、研修に行ったり、協力的ではありましたが、1日2日程度では協力的な家族も、徐々にいい顔をしてもらえなくなってしまいます。
職場での自分、家での自分をいかに限られた時間で効率よくこなすか、時間の工夫、時間の使い方で苦労しました。結局、6時間の非常勤職員として現在は落ち着いています。
(医療系専門職で非常勤として6時間勤務)