地方に引越ししたため、仕事をすれば人間関係も広がると思い復職を決意

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専業主婦から職場復帰した女性の体験談シリーズ。

働く女性ばかりが注目されているけど、専業主婦の存在を忘れないで。職場復帰した今だからこそわかる専業主婦の良いことと大変なことや職場復帰体験をご紹介。どっちがエラいわけでもない職場でも家庭でも働く女性はみんな頑張ってる。

今回は、一般事務のパートとして職場復帰した働く女性の体験談をご紹介します。
 

自分に余裕がなく、忙しさにかまけて先送りしていた将来のことについて腰をすえて取り組めるようになった

(専業主婦のメリット)
正社員でばりばり働いている時は、お金は稼げるけれど自分に余裕がない状態でした。稼いだ分消費してしまっていたし、自分の将来についてしっかり考えることができていませんでした。

その点、専業主婦になってこれまでなんとなく保留にしてきたこと「溜めこんでしまっていた私物の整理」や「将来どう暮らしたいのか考えること」や「時間があったらやってみたかった趣味」「語学などの勉強」などに腰をすえて取り組めるようになりました。

もちろん、働いていてもうまく時間をつくっておられる人もいらっしゃると思いますが、私の場合忙しさにかまけて先送りしていました。それらを見直すことで、自分がどう生きていきたいのか明確になったと思います。
 

そもそも家事はくりかえしの作業なので「完璧」という状態を長く維持しようとすると辛くなる

(専業主婦のデメリット)
夫は家事の大変さに理解を示してくれましたが、遅くまで仕事していることも多く、典型的な「夫は外で仕事、妻は家事一切を行う」という家庭になりました。

私も仕事をしていたころの完璧さ重視をひきずっていたこともあり、だんだん自分で自分を追い込むようになりました。

そもそも家事はくりかえしの作業なので、「完璧」という状態を長く維持しようとすると辛くなると思います。

また、私の場合、結婚と同時に地元を離れて地方へ引越したこともあって、身近に友人もおらず孤立感がありました。
 

親しく話せる人は身近につくることができず、仕事をすれば人間関係も広がると思い復職を決意

(職場復帰に至ったきっかけ・理由)
結婚を機に退職し、同時に地方に引越していましたが、半年ほどたつと生活リズムにも慣れて、身辺整理も片付いて余裕がでてきました。

ただ、相変わらず親しく話せる人は身近につくることができず、夫以外とは話さない日が続いていました。

子どももいませんでしたし、転勤族の社宅住まいだったので、ご近所の人と話したことは夫の会社につつぬけの状態で、あまりご近所づきあいもしていませんでした。仕事をすれば人間関係も広がると思い、復職を決意しました。
 

地方のため自宅近くで就業できるところが少なく、パートとして復職も正社員との価値観の違いに悩んだ

(職場復帰する際や職場復帰後に大変だったこと・苦労したこと)
地方なので、自宅近くに就業できるところが少なかったです。

保育士や看護師の求人はありましたが、一般事務で働けるところは車通勤がほとんど必須で、ファミレスやコンビニのアルバイトは長く勤めている人が多く、なかなか空きがありませんでした。

ブランクは半年ほどだったので、それほど仕事に苦労することはないだろうと思っていたのですが、パートとして働くようになって正社員との価値観の違いに悩みました。

パートは就業時間が短い分、仕事の完結まで見届けることが難しい時も多いですので、引き継ぎをまめに行うようにしていました。しかし、私が次の日出勤するとそのまま保留されていることも多く、クライアントから対応が遅いとお叱りを受けることもたびたびでした。

また、地方特有だと思いますが、地域の人のつながりが密で、会社での人間関係がご近所に広まっている時もあって怖かったです。結局、あまり本音で話せる人間関係は広がらなかったので残念でしたが、仕事と割り切って働くようになりました。
 
(一般事務でパート)