職場復帰後も専業主婦に慣れた夫が環境変化を理解してくれず辛かった

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専業主婦から職場復帰した女性の体験談シリーズ。

働く女性ばかりが注目されているけど、専業主婦の存在を忘れないで。職場復帰した今だからこそわかる専業主婦の良いことと大変なことや職場復帰体験をご紹介。どっちがエラいわけでもない職場でも家庭でも働く女性はみんな頑張ってる。

今回は、リハビリ職(医療技術職)でフルタイムパートとして職場復帰した働く女性の体験談をご紹介します。
 

平日に家事を行い、私自身に時間や気持ちのゆとりができたことで私も夫も休日を満喫できるようになった

(専業主婦のメリット)
同居の家族はもちろん同居していない家族が円滑に日常生活を送るためのサポートを十分にできることだと思います。

私の夫は典型的な日本のサラリーマンで、朝7時に出勤、帰宅は夜10時頃です。結婚してまもなく、私も正社員で働いていた頃はお互い忙しく、会話する時間もなかったし、家事を十分にする時間もなかったので、休みの日はただひたすら家事をしてあっという間に過ぎていきました。

私の両親の体調が悪くなったことが専業主婦になったきっかけですが、納得いくまで同居していない家族の面倒がみられることも良かったですし、平日に家事をしっかり行って、私自身に時間や気持ちのゆとりができたことで、私も夫も休日を満喫できるようになりました。

どちらかに余裕があると、夫婦の間にもゆとりが生まれることが一番のメリットです。
 

専業主婦は一生懸命家事をしても、お給料と言う明確な対価がないので張り合いがない

(専業主婦のデメリット)
家事や育児の仕事はエンドレスです。

掃除ひとつにしても、清潔を保つだけではなく、水垢を磨き始めたりなんかしたらすぐに数時間が経ってしまいます。

会社の仕事は、ある程度の区切りや時間制限のなかで、同僚と協力してやれることをやっていくものだと思いますが、一人でこつこつやっていかないといけないのが案外辛いです。

またどれだけきれいにしても誰にも褒めてもらえなかったり、主婦がやって当たり前だと思われると腹も立ちます。

一生懸命家事をしても、お給料と言う明確な対価がないのも張り合いがないですし、場合によってはスーパーのレジの人としか話さなかったなんて日もあるので、社会に取り残されているのではないかと言う不安もつきまといます。
 

他人と話さない日が続くことも精神的に辛いし、自分の世界が家族だけであることに虚無感を感じたから

(職場復帰に至ったきっかけ・理由)
一番のきっかけは、両親の状態が少し安定したことです。

まだ世話をしにいかないといけないものの、そちらにかける時間が減ったことで、また働きたいなと思うようになりました。他人とほとんど話さない日が続くことも精神的に辛いですし、自分の世界が家族だけであることに虚無感のようなものもあったからです。

また夫から家計をあずかっていても、自分のためだけに自由に遣えるお金がふんだんにあるわけでもないですし、やはり夫のお金と言うことで気を遣います。

自分で稼いだお金なら気兼ねせずに遣えます。仕事をした分、お給料と言う対価を頂けるのも、評価してもらえていることを実感できるので嬉しいです。
 

私が専業主婦であった状況に慣れてしまった夫が、環境の変化を理解してくれなかったのは辛かった

(職場復帰する際や職場復帰後に大変だったこと・苦労したこと)
私も職業復帰し、それなりに忙しくなったにもかかわらず、私が専業主婦であった状況に慣れてしまっていた夫が、私も忙しくなっているという環境の変化を理解してくれなかったのは辛かったです。

世帯収入が増える分、時間の余裕がなくなり、家事も協力してもらわないといけないのに、夫としてはいい思いをしなかったようで何度も話し合いをしました。今は家事を分担してくれるようにはなりました。

また休日出勤や、家にいるときにもかかってくる仕事の電話などで、両親の世話をしに実家に行く予定をキャンセルせざるを得なかったり、働き始めたことでやはり家族に迷惑をかけている部分はあると思います。

私自身も忙しくなったことで、専業主婦だったときと比べて非常に疲れやすく、体調を崩しやすくなったと思います。
 
(リハビリ職でフルタイムパート)