先輩ワーママの方教えて!
今は目の前のことで精一杯だけど、先輩ワーママの体験は、きっと現役ワーママに勇気を与えるはず。
子育てを終えた今だからこそわかる子育てしながら働くことの良さ。そして、あの時の後悔。
今回は、中学生の息子がいる元ワーママの体験談です。
泣いたり笑ったり怒ったり喜んだり、子育ては自分ひとりではできない経験をたくさんさせてもらえる
(子育てから学んだこと・成長したこと)
20歳で上の子(中学生)を産んだので、正直まだまだ自分自身が子供でした。
自分の思い通りにいかない子育てに、悪戦苦闘しながら無我夢中でやってきたように思います。子供と一緒に、泣いたり笑ったり怒ったり喜んだりしてきました。
その中で感じたことは、子育ては自分ひとりではできない経験をたくさんさせてもらえるということです。
息子はリトルリーグで四年間野球をしていたので、毎週土日は私も主人も野球についていく日々でした。
そこでの周囲との関わりや、子供の頑張りを見て、貴重な経験をさせてもらっているなと実感しました。
人生勉強というか、本当に自分だけでは知り得なかったことや、たくさんの体験、経験を子育てを通じてさせてもらっていると思います。
そしてあたりまえですが、子供とはいえひとりの人間なので思い通りにはいかないということ、いろんな局面で我慢強くあることが必要なので、そういうところは少しは成長できているかなと思います。
一番の後悔は、息子が小さい頃に思う存分一緒にいてあげられなかったこと
(子育てで後悔していること)
子育てを完璧にやってきた!という自負は全くなく、振り返っても後悔のほうが多いと思います。
私は、上の子が小学校一年生になる前に今の主人と再婚しました。それまでは、息子が1歳の頃に離婚し、シングルマザーでした。
シングルマザーの時は、母親に助けてもらっていたとはいえ、本当に父親のようだったと思います。
朝、子供が起きる前に仕事に行き、時には付き合いで子供が眠ってから帰る日もありました。
保育園の行事にも参加できず、今でも遠足の写真に写る母を見て、どうして無理にでも行ってあげなかったのかと後悔が残ります。
体調の悪い時でも、仕事に行かなければならず、泣いている息子を母に預けて、私も泣きながら仕事に行きました。
一番の後悔は、小さい頃に思う存分一緒にいてあげられなかったことです。
「お母さん」と手をつないでくるのは小さいうちの数年だけ。その貴重な時間をどうか見落とさないで。
(現役ワーキングマザーへアドバイス)
子供の毎日は一瞬です。
今日と同じ子供たちの顔は二度と見ることができません。
生きていくためのお仕事、自分自身のキャリアのためのお仕事、働くお母さんの事情は多種多様かと思います。
それを否定するつもりは全くありませんし、お母さんにもお母さんの人生があると私は思います。
しかし、いつも頭の片隅に置いてほしいのは、子供たちは日々成長しているということ、子供たちにとってのお母さんはただ1人だということです。
子供は成長するにつれ、お母さんから離れていきます。
お母さんお母さん、と手をつないでくるのは本当に小さいうちの数年だけです。
その貴重な時間をどうか見落とさないでください。
(中学生の息子がいる元ワーママ)