人材派遣業として起業後は収入アップもスタッフ採用と教育で苦労

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起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。

今回は、起業/独立して、イベントの人材派遣業で働く女性のストーリーです。
 

派遣→フリーランスを経て直接仕事を受ける頻度が高まり起業へ

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
はじめは自分自身が事務所から派遣されたり、知り合いに紹介される形で司会やMCコンパニオンをしていました。
気に入ってくれた派遣先の企業から名指しで仕事が入るようになり、その後、フリーランスとして直接仕事を受けるようになりました。

しだいに、「手伝ってくれる知り合いいない?」と相談を受けるようになり、知り合いを紹介。その頻度が高くなったため、自分の周りの人より募集をかけた方が適した人材が集まると考え、起業に至りました。
 

起業後、会社名を掲載した人材募集で応募数アップ。自身の収入もかなりアップ。

(起業/独立のメリット)
派遣スタッフのギャラに営業経費として20%上乗せして請求ができたので、私自身の収入がかなりアップしました。

また、起業前は人材募集の記事を個人名で出すことがありましたが、その時より、起業後に会社名を掲載した方が応募者が増えました。会社であることで信頼度が増したのではないかと思います。

さらに、派遣先企業に対しても、私個人だとなあなあになってしまっていた部分がありましたが、きちんと契約書を交わしたりと、規律に則った仕事ができるようになりました。
 

人材集めやスタッフの教育に苦心。フリーの時の方が気楽だった。

(起業/独立のデメリット)
個人と違い、抱えているスタッフがたくさんいるので、責任が重くのしかかり、胃が痛くなることが多々ありました。
とにかく、仕事を取って来なければならないことが一番大変でした。

次に、人材集めやスタッフの教育に苦心しました。イベントというのは週末や特定の時期に集中することが多いため、最大数を見越してスタッフを教育する必要があります。
が、実際には特定の優秀なスタッフに仕事が集中したりして、教育はしたものの仕事を回せないスタッフが数名いました。

「フリーの時の方が気楽で良かったな」と思うことも多かったです。
 

リスクを考慮した起業をおすすめ。ただ、起業するタイミングを大事。

(起業/独立へアドバイス)
まず、現在と起業した後のメリット、デメリットをしっかりシミュレーションすることが大切だと思います。
とはいえ、まったく予想していなかったトラブルには必ず直面するものなので、そのリスクまできちんと考慮した上で起業することをおすすめします。

また、その仕事は10年後、20年後も継続できるものなのかどうかも考えなければなりません。

それと、起業するタイミングも大事です。今が最適なのか、数ヶ月や数年後の方が適しているのか、よく検討してみてください。
 
(イベントの人材派遣業)