あの人の、あの言葉で、私は退職を撤回した(5)

|誰だって会社を辞めようと思ったことはある。
|でもそんなときに限って、いつも誰かが救ってくれる。
|あの時のあの人のあの言葉があったから今こうして頑張れる。

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働く女性が仕事を辞めようと思った様々なシーンで、上司や先輩、同期、家族、お客様から頂いたたくさんの言葉があります。

仕事を辞めずにもう一度頑張れる気持ちになった、あの人のあの言葉をエピソードを添えてお届けします。
 

今は大変だけど3年その会社で働いたら自分の城のように居心地がよくなるよ

(from 祖母)
大手食品会社の惣菜部門で営業栄養士として働き始めて1年半ほどたったときに祖母からかけられた言葉です。
朝は6時過ぎに家を出て、家に帰るのも毎日9時をすぎるほどの残業で毎日へとへとで疲れ切ってしまっていた頃、このままこの会社で働いててもいいのかなと思い祖母に相談しました。母は体を壊す前に辞めてしまえばと言ってたのですが、祖母は励ましてくれました。
結果辞めずに続けることができました。(広島県/栄養士)
 

ありがとう。笑顔で安心させてもらったよ。

(from 利用者)
業務をこなすのに必死で利用者さんとあまりうまく関われてなくて、覚えなければいけない業務で失敗して落ち込んでた時、メッセージの書かれた手紙をくれて心が温かくなりました。笑顔も介護業務のひとつなんだ!と思いました。(千葉県/介護職)
 

素敵な商品をありがとう

(from お客様)
レーマーに当たってしまい辞めたくなった時に頂いた別のお客様からの感謝の言葉です。
これはお手紙で頂いたので猶更心に響きました!こういったお客様の為にもっともっと素敵な商品をもっとお届けしたいと思いました。(兵庫県/アパレル)
 

君は絶対に出来る営業になると思うよ。

(from 部長)
営業に向いていないと悩んでいて、別に部長に相談したわけではなかったのに、気持ちを察してくれて思いがけず言われたのが嬉かった。
あれから辛いときは、時々その部長の言葉を思い出し励みにしています。(青森県/営業)
 

誰だって出来るという保証はないんだよ

(from 上司)
仕事を始めて5年が経過し、部下が入社することはなくいつになっても一番下が続いていました。
先輩方からは可愛がってもらえてるありがたい環境ではありましたが、失敗も続き自分だけが仕事できないのではないかという、出口のみえない悩みを抱え込んでしまい、その場から逃げ出す事を選びました。
仕事をやめると決めた日に、上司と外回りの途中で寄ったカフェで上司から一言「誰だって出来るという保証はないんだよ。みんな不安だからがんばれるんだよ」と。
悩んでいたり、不安だったりというのは自分だけではなく、何十年もこの仕事を経験してきている先輩だって不安になることはあるのだなと感じました。
結局、出産までの11年間、仕事を続けてくることができました。それまで何度も、「もうやめたい」と思ったことがありましたが、先輩の言葉を思い出してはもう少しがんばってみようと気を持ち直してきました。
今となってみると、その時の悩みなんてとても小さなもので、いい思い出にもなっています。よく、「時間が解決してくれる」なんていいますがまさにその通りでした。(群馬県/営業)