働く女性の国家資格取得ストーリー。
ライフスタイルが変化する度に働き方に迷うことが多い働く女性にとって、資格は自分のスキルを証明する武器のひとつ。就職・転職・復職・独立のタイミングで有効に活用できます。
何か資格を取りたいけど、どんな資格がいいのかしら?
そんな悩める働く女性の少しでもお役に立てるよう、既に資格を取得して活躍する女性のストーリーをお届けします。
今回は、看護師を取得した働く女性のストーリーです。
母の苦労を見てきて自立した女性になろうと思い、自分の学力で稼げる仕事として漠然と看護師を思い立った
(その資格を取得したきっかけ)
中学の頃に母の苦労を見てきて、自立した女性になろうと思いました。
女性で自分の学力で一番稼げる仕事と考えた時に漠然と看護師を思い立ちました。
その当時、親身になって下さっていた担任の先生が偶然に看護科のある高校の体験入学の話を持ってきてくださり、校内でたった一人の希望だったにも関わらず連れていってくださいました。
看護師の仕事内容など何も知らなかった私は、包帯を巻いたり検温をしたりする事がとても新鮮に思え、漠然とした思いから看護師になれたらなぁ、と憧れるようになりました。
兄が看護師をしていた事もあり話を聞くと、とても良い職業だと進めてもらいました。
落ちこぼれだった私は、看護科のあるその高校に入学するために頑張り、最後の進路相談の時にも学力が足りず農業高校を進められましたが、頑として受験する事を諦めずに頑張りました。
そして見事合格!その道に進む事を決めました。
朝まで寝られずにレポートを書き、また実習が始まる日々が続き、泣いちゃう時も沢山あった
(その資格を取得する際や取得後に苦労・大変だったこと)
とにかく時間がかかる資格です。
私は一番早いコースだったのですが、それでも正看護師になるまで5年はかかっています。
学業はもちろんの事、実習がとても大変で校内実習で徹底して技術を磨いたあと、病院などで実習をします。
シーツ交換・洗髪や爪切りからはじまります。1日同じことの繰り返しの日もありました。
初級の基礎が終わると、実際に患者さんを受け持ち計画・実施・アセスメント・評価を徹底して行います。朝まで寝られずにレポートを書き、また実習が始まる日々が続きます。泣きたい時、泣いちゃう時も沢山ありました。
国家試験に向けての勉強は、膨大な内容量で大変でした。
看護師は保育園や高齢者施設、訪問看護、教員など病院だけではなく様々な所で働く事ができる
(その資格を取得して良かったこと)
資格を取るのは大変ですが、病院での患者さんとの経験は何ものにも変えがたいものがありますし、他では経験出来ない事も沢山あります。
人間の本質や最後の時などをその人のすぐ側で一緒に過ごせます。
不本意に拒否され続けていても、ちゃんと関わる事で受け入れてもらえ、ケアさせていただけた時はとても嬉しいですし、頼られていると感じる事が出来る職業です。
また就職先は沢山ありますし、病院だけではなく様々な所で働く事ができます。
保育園や高齢者施設、訪問看護、教員などがあり、またその分野に特化した資格を習得しキャリアアップも目指せます。
最後に、看護師といっても、准看護師・正看護師の2種類ありますが、働いている内容はほとんど一緒にも関わらず給料が違います。ですので、取得するなら正看護師をお勧めします。
コースもいくつかありますが、大学を出ていた方がその後の幅も広がり、初任給も全然違います。
(看護師)