看護師は女性のライフスタイルの変化に対応して働いていけるお仕事

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国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・

今回は、看護師として働く女性のストーリーです。
 

父が医療関係の仕事をしていて、看護師や薬剤師などの医療に携わる仕事に就いてほしいと望んでいた

(看護師になったきっかけ)
父が医療関係の仕事をしていましたので、家の中でも普段から医療方面の話が多く聞かれ、またそれらに触れる機会が多くあったことが最初のきっかけです。

また、父自身が、看護師や薬剤師などの医療に携わる仕事に就いてほしいと望んでいたようです。さらに、祖母が看護師をしていたことを知り、自分もなりたいという思いが強くなりました。

看護師は大変だけれども、人を助けることができる仕事だということに加え、国家資格なので一生働いていける仕事だといううことも、目指した理由の一つです。
 

病気をもって不安な気持ちで入院されてくる患者との信頼関係を築けたときは、とてもやりがいを感じる

(看護師になって嬉しかった思い出・良かった経験)
患者さんとの信頼関係を築けたときは、とてもやりがいを感じます。

誰でもそうですが、初めてあった人とすぐに打ち解けれるものではありません。特に病気をもって不安な気持ちで入院されてくる患者さんならなおさらです。

ですが、患者さんが気持ちよく入院生活を送るためには、信頼関係の構築は重要です。そうすることによって、患者さんと話し合い、その方に合った看護を展開でき、入院生活をより良いものにできるからです。

中には気難しい方もいらっしゃいますが、それまでのプロセスが困難ものであっても、患者さんが心を開いてくれるようになったときは、本当にうれしく思います。

そして毎日、私を待っていてくださったおばあさんや、勤務の都合でしばらく顔を見せないと寂しがってくれた方、笑顔で退院されたあと、受診の時にお顔をだしてくれた方、お手紙をいただいたときは、嬉しい気持と同時に、自分への評価だと受け止めることができます。

また、医師との関係も大切です。患者さんのことについて、医師と対等に話し合える時は、プロとしてやりがいを感じる瞬間です。

結婚して県外に行ってからは、子供を見てくれる人がおらず、パートの看護師としてはたらいていました。どこへ行っても仕事ができるのはこの仕事ならではではないでしょうか。
 

看護師は死とは切っても切れない職業なので、人の死に向かいあうときが最も辛い

(看護師になった辛かった・苦しかった経験)
やはり、人の死に向かいあうときがつらかったです。

私のような看護師が、60年、70年生きてらっしゃった方の死に向き合ってよいものだろうかと、若い頃はよく思いました。それでも、死とは切っても切れない職業なので、向き合うしかありませんでした。

私が勤めていた病院には、3~4年ごとに異動があります。最初の異動で私は内科病棟からオペ室に異動になってしまいました。

全く畑違いでしたので本当につらい思いをしました。機械の名前も覚えられないし、術式もよくわからない。そしてスタッフも厳しく、なかなか教えてもらえませんでした。

最初は失敗ばかりで、毎日とても億劫で、瞬く間に体重が5キロ減りました。しかし、日々少しずつ目の前のことをやっていくうちに、自分なりに動けるようになりました。
最後まで、いやいや勤めていましたが、今となっては役に立っている良い経験です。
 

看護師は女性のライフスタイルの変化に対応して働いていける仕事で、求人も多く、再就職し易い

(看護師を目指す方に一言)
この仕事は、やりがいがある反面、苦労もその倍以上あります。

でも、女性のライフスタイルの変化に対応して働いていける仕事でもあります。それなりに求人もありますし、再就職しやすいと思います。

また、看護師を基本として、様々な資格を取ることができます。ちなみに私はケアマネージャーの資格を取りました。看護師だけではなく、その知識を生かして多様な形で働けるということは魅力的です。
 
(看護師)