起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。
今回は、仕事が順調に増えてきたのを機に起業して女性スタッフ専門の人材派遣として働く女性のストーリーです。
仕事が増えきたため自分の代わりに仕事をしてくれる人を必要としたのが起業のきっかけ
(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
元々は自分自身がイベント関連のコンパニオンやモデルの仕事をしていたころに、同じ日に他からもお仕事を頂くようになったのですが、この仕事は体が二つない限りは同じ日に二つのお仕事をすることができないので、せっかくだからこの私がもらったお仕事を他の誰かにやってもらったらいいのではないか?と思い、会社をつくることにしました。
元々の発想が「自分の代わりに仕事をしてくれる人」だったので、最初はモデルの仕事メインに、その後はそれ以外でも女性の仕事ならなんでもやるようになりました。
いつでも自分自身が手本となるように努力をしなければいけないので見た目も身体も向上した
(起業/独立のメリット)
自分がやりたい仕事だけをやることができるところ。
自分で営業もこなしてきたので顔も広がり知り合いも増え、自分自身の幅が広がったことです。自分の持っているスキルを後輩たちにも教えていかなくてはいけないため、自分自身もさらに努力して磨いていくことができるようになりました。
いつでも自分自身がお手本となるように努力をしなければいけないので、同年代の人よりも若く見られることが多いのと、自分が病気になってはいけないので体も丈夫になりました。
スタッフ管理も現場のトラブルもすべて自己責任のためその処理や対応が大変なことも
(起業/独立のデメリット)
イベントのモデルやコンパニオンという性格上、変わりがいるわけではない仕事なので、スタッフの女の子たちの管理がものすごく大変です。
当日、寝坊したり体調不良などで休んだりすることのないよう、常に気を配り管理をして行かなくてはいけないことがものすごく大変です。また、一度現場で誰かがミスを犯した場合、すべて自分の責任になってしまうため、その処理や対応が大変。
自分の身を削って自分自身が持っているスキルを教えているのに、なかなか覚えてくれなかったり、簡単に裏切られたりするときには何度も会社をやめたいと思いました。
また、会社を始めてから約10年は休みもほとんどなく、旅行にも遊びにもほとんど行けませんでした。
婚期は逃したけど、仕事に一生懸命打ち込めば打ち込むほど起業にはそれ以上の幸せもある
(起業/独立へアドバイス)
女性が自分ひとりの力だけで独立して仕事をしていくのは想像以上に大変なことです。でもその分やりがいは大きいです。
ただ、一生懸命仕事に打ち込めば打ち込むほど婚期は遅れます(笑)。よっぽど理解のある相手でない以上子供もすぐには難しいでしょう。それでもがんばってやり抜けばそれ以上の幸せもあると思います。
私は起業してからは付き合っていた男性にはことごとく「俺と仕事とどっちが大切なんだ!」と言われそのたびに仕事を選んできたので婚期は思いっきりのがしました!
(女性スタッフ専門の人材派遣)