専業主婦のまま人生が終わるのが嫌で資格を取ったのが独立のきっかけ

nail

 
起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。

今回は、専業主婦のまま人生が終わるのが嫌で、起業・独立してネイルサロンで働く女性のストーリーです。
 

専業主婦のままで人生が終わるのが嫌で興味のあったネイルスクールに通い始めたのが独立のきっかけ

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
30代半ばで、このまま専業主婦のままで人生が終わるのが嫌でもともと興味のあったネイルスクールに通いました。

レッスンするうちにのめり込み資格を取りたいと思い、主婦業の傍ら寝る時間を削って練習して検定試験を受け資格を取りました。自分のサロンを持つのは夢でしたが、手の届かない夢のまた夢でしたので、まずは検定1級を取ってからサロンに勤めました。

始めは仕事が楽しくて楽しくお客様に喜んでもらうのが喜びでした。

が、段々オーナーの方針に疑問を持つようになりました。本当にお客様のことを考えているのか、私ならこの材料を使うのに、このデザインをするのに、もっと良い接客をするのに、と思い始め、なら自分でするしかないと思い1大決心をし独立しました。
 

自分の思い・考え・技術を思う存分お客様に提供することが出来ることが独立のメリット

(起業/独立のメリット)
自分が今まで勉強してきたことを元に、自分の思い、考え、技術を思う存分お客様に提供することが出来ることです。

また、自分1人なので嫌な人間関係に振り回されることなく、思い通りに仕事か出来ます。あと、主婦の方なら子どもの学校関係の行事など、自由に時間をやりくりすることができ、勤めていた時より出席する率が高くなります。

当然のことながら、利益はすべて自分のものです、やればやるだけ入るので、仕事への威力が増します。
 

理想だけでは商売は出来ず、自分が思い描いていたものを崩さなければならないこともあった

(起業/独立のデメリット)
やはり、なんといっても、起業したからには利益を出さなくてはいけないこと。理想だけでは商売は出来ません。

自分が思い描いていたものを崩さなければならないこともあります。周りに合わせて妥協することも覚えました。

そして、雇われていた時には分からなかった部分、細かな経費なども考えなければならないこと。

あと、自分1人なので考えが独りよがりになってしまいます。様々な情報やアイディアなども入ってこないのは弱い部分だと思います。

当たり前ですが、現場だけでなく、営業、経営、事務、すべて自分1人でしなくてはいけません。そして、なにがあっても仕事がある時は休めません。
 

起業の際には家事の分担・子どものこと・教育のことなど主人と充分に話し合った方がいい

(起業/独立へアドバイス)
お金はいくらあっても足りないくらいです。資本金の確保は大事です。

あと、入念な下準備、技術職ならば資格は出来るだけたくさん取っておいた方がいいです、自信にも繋がります。独立してからはなかなか練習も出来ず取れません。

場所も重要な要素です。情報を仕入れ、自分で動き、最適な場所の確保も大事です。

主婦の方なら、ご主人と充分に話し合われた方がいいかと思います。結構、男性は後から文句が出てくるものてす。

家事の分担、子どものこと、教育のことなど、いろいろ出てきます。体験して分かりましたが、よほど理解のあるご主人でない限り、かなりの負担になります。
 
(ネイルサロン)