育児休暇中に上司から辞職を促されるも、部署異動と降格という着地に

nayamu


出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、正社員として復帰できたが、部署異動をすることと降格を受け入れて職場復帰したワーママの体験談です。

育休から職場復帰後は役職クラスからスタッフへ降格。年俸制のため給料は維持。

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
出産前は役職が付いていましたが、通常のスタッフの扱いとなりました。

以前は部下が4名いましたが、出産後はスタッフに降格となったため、現在は一人もいません。元々年俸制で残業代が付かない職場だったため、仕事の時間数は減少したものの、給与は減額にはなりませんでした。

けれども、役職がなくなったことで、有給日数は減少しました。
 

育児休暇中に上司から辞職を促されショック。降格は葛藤するも子供を第一に考えると必然の選択。

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
育児休暇中に上司から会いたいと申し出があり、仕事を辞めた方が良いのではないかと勧められました。

残業が多く、週末も仕事だったため、確かに同じ仕事をすることは大変だと覚悟していたところでした。けれども、それを何とか乗り越えようと、実家の両親は家を売って近場に引っ越してきてくれていた後だったため、正直ショックでした。

まさか辞めることを促されるとは想像をしたこともなく、ショックのあまり、残りの育児期間中は日々暗い気持ちで過ごし、また母乳も止まってしまいました。

結局復帰後は、部署異動という形で落ち着きました。
降格することに関しては非常に葛藤がありましたが、何よりも子どもを守っていかなければならないということ、子どもを第一と考えたときには、必然だった選択の気がします。
 

ワーママとは母親一人の問題ではなく、家族の協力があって初めて成り立つもの

(ワーママとして働き続けることについてどう感じたか)
「ワーママ」とは母親一人の問題ではなく、家族の協力があって初めて成り立つものだと思います。

我が家の場合は、両親のサポートがあるため、時短も使わず、また子どもの急な発熱等でも仕事を休まずにいられますが、そのようなサポートが得られない環境でフルタイムで働くことは非常に大変だと感じています。

もっと職場がワーママに対して温かい目を持ってくれたら良いとは思いますが、もし自分に子どもがいなかったら同じように考えることができたかと問われると自信もないため、職場に理解を求めることは難しいのかなとも感じます。

やはり、同じ社員を置くのであれば、家庭がない人の方が身動きも取りやすいでしょうし、残念な気持ちはあるものの、今では仕方がないこととして受け入れています。

だからこそ、子持ちでない人と同じように働きたい、周りに迷惑を絶対にかけないという気持ちが働くのだと思います。
 
(教育・大学)