起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。
今回は、結婚と出産を機に起業して、自宅に英語教室を開講。英語教室で子供たちに英語を教えて働く女性のストーリーです。
結婚、出産、子育てが起業のきっかけ。得意の英語で英語教室を開講。
(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
独身時代は、大手塾で英語教師を数年していました。その間に、イギリス留学したりしながら自己研鑽を重ねながらも、体調を崩して退職しました。
その後、公文式の学習教室を開設して自分で運営することの難しさもやりがいも両方感じることが出来ました。
結婚して田舎へ引っ越すことになり、教室は他の先生にお譲りして新しい場所での生活が始まりました。
子どもを授かり、新築一戸建てを建てるにあたって「将来のことを考えて、自宅で子どもたちのための英語教室を開きたいので1室多く作っておきたい」という私の希望を家族が快諾してくれました。
そして、家を建ててすぐに起業準備に入り、ほどなくして英語教室スタートということになりました。女性の多くが経験する結婚、出産、子育てということが起業のきっかけになったと思います。
自宅でのお仕事は子育中の女性にとって理想的な労働条件
(起業/独立のメリット)
私の場合は、自宅の一室で限られた時間帯で仕事をさせていただいておりますので、子育て真っ最中の女性にとってはかなり理想的な労働条件だと思います。
子どもが学校から帰ってくる時間にも家にいる事ができます。仮に、レッスン中であったとしても家にいるかいないかでは、子どもに与える心理的な安心感は大きいと思います。
また、ノルマやマニュアルがないので自分の力と工夫で運営していくことができます。人の役に立つということだけではなくて、自己を磨くことにもつながるのでやりがいはあります。
英語を教えることは好きだけど、経営することは素人で頭を悩ました
(起業/独立のデメリット)
英語教室開設においては開業資金も多くなくできましたが、やはり起業となると最初に必要な経費とコンセプトが大きな問題だと思います。
自分でしかも自宅でするには、プライベートとのけじめをつけつつ、運営も何となくにならないようにしっかりと1ヶ月、1年、3年、5年、とその先を見据えて生徒さんたちのレベルや人数、イベント企画、広報活動など1人で構想し、実行しなければなりません。
英語を教えることは好きなのですが運営については素人同然の自分は、頭を悩ますことも多いです。
すべては自分の責任ですから。
会社勤めも起業も一長一短。一度きりの人生を後悔無いように。
(起業/独立へアドバイス)
会社に勤めているときには、人間関係や勤務形態や給料や仕事内容にも不満があったり、つらいこともあります。
その反面、会社に守られている、保障されているという安心感があるのも事実です。
起業は、いいですよ!楽しいですよ!とポジティブな面ばかりを強調する気はありません。
何事にもプラスの面とマイナスの面があります。どちらを選択しても、後悔する人もいれば後悔しない人もいます。すべては、自分の受けとり方だと思います。
ありきたりですが、一度しかない人生。後悔ないように自分の道を作っていってください。
(英語教室)