国家資格を捨てて働く女性のストーリー。
世間でも話題になっている「潜在○○」。
国家資格に合格し一時はその職業に就きながらも、何かしらの理由で今はその資格を活かした職業に就いていない。潜在化する理由を紐解き解決できれば・・・。
今回は、歯科衛生士から子育てを経て、起業をして雑貨店オーナーとして働く女性のストーリーです。
出産後、子育てに専念したいという考えで歯科衛生士を離職。そのまま復職することはなかった。
(その国家資格の職業を辞めたきっかけ・理由)
歯科衛生士として働いていましたが、辞めたきっかけとなったのは妊娠・出産でした。
初めは産休という感覚でいましたが、子育てはしっかりしたいという思いから、少し大きくなるまでは・・・せめて小学生に上がるまでは子育てに専念したいという考えでした。幸い主人も同じ考えでしたし経済的にも特別困っていたわけでもなく、たまたま恵まれた環境であったということもあって、私は希望通り子育て優先の生活となりました。
結局、後任の方への仕事の説明などもあったため、妊娠7ヶ月くらいまで働いていましたが、それ以降は出産準備として仕事は辞めました。2年後、2人目を妊娠・出産したため、同じように子育てに専念し、復職というタイミングは訪れませんでした。
手に職が欲しくて国家資格である歯科衛生士を取得したというのが本音
(その国家資格の職業を辞めて良かったこと)
国家資格の職業をやめてよかったということはありませんが、やはり歯科衛生士として働く上で、どうしても歯科医師や先輩歯科衛生士などが上にいるため、従事する感覚ですが、今の職業は自分自身で全て経営しているので、責任ももちろんありますが、それ以上に人間関係のストレスのない生活を送っています。
何より、好きな仕事というのが大きい気がします。
歯科衛生士は、国家資格のある仕事という意味で手に職を・・・と思って選んだものであり特別に好きであったりなりたかったわけではないのが本音。
収入が不安定な自営業に比べると、需要のある歯科衛生士は給料がいい
(その国家資格の職業を辞めて後悔していること)
後悔しているというほどではないのですが、やはり金銭面ではないでしょうか。
現在、需要のある歯科衛生士の仕事は、お給料もいいところも多いですし、お給料であるため毎月確実にいただけるお金があること、それが何よりかと思います。
今のお仕事は、自営であるため、収入は不安定ですし、今もなお、子供の生活スタイルに合わせての営業スタイルなので、お休みや営業時間なども短いために歯科衛生士としてフルに働く金額とは比べ物にならないほど収入は少ないです。
楽しい仕事の方が育児も充実。だから経済的に苦しくなったときのみ歯科衛生士として復職。
(もう一度その国家資格の職業に戻るとしたら)
育児をしていると、改めて感じるのが、ストレスが溜まる職場だったら、今ほど育児を楽しめていなかったと思います。なので、女性はできるだけ自分が輝けるとか楽しいと思う仕事をした方がいいと思います。給料は二の次です。
きっと子供も母親のそういう姿を見て育っていくわけですし、疲れきっていたり、イライラしたり不満を持ったまま帰宅するのはもったいないと思います。
なので、もし歯科衛生士に戻るとしたら経済的に苦しい状況になったときだけだと思います。
(歯科衛生士から雑貨店オーナーへ)