起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。
今回は、雑貨が好きなことが高じて雑貨屋を開業し、経営している働く女性のストーリーです。
ハンドメイドのぬくもりをたくさんの人に伝えたいという気持ちで起業
(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
好きが高じてはじめました。
雑貨が好きだったことと、ハンドメイド作家として活動していたので、ハンドメイドのぬくもりをたくさんの人に伝えたいという気持ちでした。
雑貨屋さんによく足を運びますが自分の好みの雑貨がなかったり、または価格が高かったりと納得がいくお店に出会えませんでした。ハンドメイドの活動にも限界を感じていて、今後のハンドメイドについて考えることが多くなりました。
イベント等の参加が不可能な能力を持つ作家さんがたくさんおられたので、その力をお借りしたいと思いました。
営業時間も自分で決められるので家族に負担をかけることもなく仕事ができた
(起業/独立のメリット)
自分のコンセプトに合った仕事ができます。まず、建物の改築から始めましたが、自分の理想の形を実現できました。
手を加えたいところは素人ですが自分で手作りすることで、よりお店の雰囲気が理想に近いものになりました。ハンドメイドのお店でもあるので、手作り感がより表現できました。さらに、雑貨は自分の好みのものをチョイスできます。
これまでは雑貨屋に足を運んでいましたが、自分の求める商品が見つからないこともしばしばありました。でも、仕入れのお店から自分で選ぶことができ、好きなものを仕入れることができます。
お店のオープン、クローズの時間も自分で決めることができるので、家族に負担をかけることもなく仕事ができました。
開業に伴う金銭はすべて自分持ち。起業まで計画的な貯蓄が大事。
(起業/独立のデメリット)
まず、開業にともなう金銭はすべて自分持ちだということです。
起業するまでにしっかりと計画的に貯蓄しておくことが大事です。
オープン日を決定していましたが、大工さんの都合によりずれこんでしまったりというハプニングもありました。個人だと後回しにされてしまうのかな?と少し思いました。
それから、人と人とのつながりの大事さを痛感しました。
起業する前にしっかりと人間関係を築いておくことが大事です。他雑貨屋さんとの連携も大切ですね。
雑貨の在庫に悩むこともあります。季節感のあるものはその時期に販売してしまうことができなくては利益にはつながりません。お客様のニーズに合った仕入れを心がけます。
起業には人間関係や知識など起業の基礎を作っておくことが大事
(起業/独立へアドバイス)
目的に向かって働いている女性はとても輝いていると思います。
まずは基礎を作っておくことが大事です。
基礎とは基本的マナーはもちろんのこと、起業に向けての人間関係や知識ですね。起業家の講習会やセミナーに通うのもいいと思います。そこには経験者や同じ立場の人との出会いがあります。
今は競争ではなく共存だと私は思います。同業の方との連携が必要かと思います。
例えば雑貨にしても同業でも全く同じショップということはあり得ません。お互いのショップを紹介し合うことが地域に密着し、顧客を増やすことへつながります。
起業に関係のある会社で働いていたら、働きながら起業の準備をしていけたら良いと思います。
(雑貨屋)