保健室で働く養護教諭は児童の健康と生命を預かる大事な仕事

国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。

今回は、養護教諭として学校の保健室で働く女性のストーリーです。

学校全体の健康を預かるお仕事がこんなにも大変だとは正直思いませんでした。

その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
 

小学校の時に保健室の先生にお世話になったことが養護教諭になるきっかけ

(養護教諭になったきっかけ)
昔から体が弱く、小学校の時に保健室の先生に非常にお世話になったことからこんな養護教諭になりたいと思ったのがきっかけです。

そのため、短大は養護教諭の資格をとれる学科を選び2年間実習をしたり等様々な勉強をしました。

勉強をしていくうちにこんな児童の健康と生命を預かる大事な仕事なんだと理解できるようになり、ますますなりたいと思う気持ちが強くなりました。

採用試験は大変でしたが、夢が叶って本当に幸せです。
 

保健室登校の児童が打ち解けてくれたときは本当に嬉しい

(養護教諭になって嬉しかった思い出・良かった経験)
保健室登校の児童を何人か指導していますが、最初は何も話そうとしない児童にどうやって接していけばいいのかわからずに悩みましたが、時間をかけて接していくうちにだんだん打ち解けてきてくれた時は養護教諭になって本当によかったと思います。

保健室は教室に行きにくい児童が唯一学校で安心してかようことができる場所にしなければならないと思っているので笑顔を忘れずに児童に接することにしています。

また、多くの児童に健康について知ってもらうために授業をしています。

準備は非常に大変ですが授業を面白かったと言ってもらえた時にこの仕事について本当によかったと思います。

また、担任の先生や保護者の方から感謝の言葉を頂く事も多く、本当にやりがいのある仕事だと思います。
 

学校全体の健康を預かる養護教諭はプレッシャーのかかる仕事

(養護教諭になって辛かった・苦しかった経験)
養護教諭は学校全体の健康を預かるのでプレッシャーのかかる仕事だと思います。

特に学校環境衛生については担任の先生や保護者の方からの苦情で初めて気づくこともあり、日々勉強しなければなりません。

水泳のプールの水や騒音、水洗い場やごみ処理等の衛生管理に常に気を配っていなければならないので大変です。

また、突発的な自体が発生することも多く、慣れるまではなかなか大変でした。

一度、非常に大人数の学校に配属が決まりましたが養護教諭が二人しかいなかったのでその時は本当に大変でした。

熱中症にかかった児童が多い日はベッドが足りず、一つのベッドに二人寝てもらいましたがそれでも足りず、ソファに寝てもらうという状況になり私もパニックになりかけてしまいました。

どんな時でも冷静さと児童を思いやる心を忘れてはいけないと大変な仕事です。
 

児童の生命を預かることは大変。だからこそ魅力ある養護教諭という職。

(養護教諭を目指す方に一言)
養護教諭は児童の生命を預かる大変な仕事ですが、だからこそやりがいがある大変魅力的な仕事です。

ですのでこれから養護教諭を目指す方には諦めずに頑張って欲しいです。
 
(高知県/養護教諭)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

養護教諭はいかがでしたか?

保健室の先生というイメージで、ケガしたときや体調が悪い時にお世話になった思い出しかありませんでした。

学校全体の衛生面を担っていたり、保健室登校の児童を面倒みていたりと知らないところで重要なお仕事をされていることを失礼ながら初めて知りました。

女性の活躍も目立つ国家資格ですので、是非、検討してみてください。