小学生の親の果たす役割は多く、時間に余裕がある働き方がベスト

ワーキングマザーならではの転職体験談。

今回は、事務職正社員から事務パート、現在はフランチャイズの英語スクール講師へ転職して働く女性の転職体験談をご紹介します。

保育園とは違い、小学生の親になると苦労が変わることがよくわかるストーリーです。
 

小学生になると保育園のように融通が利かないことも多くなり、満を持して転職

(転職に至ったきっかけ・理由)
正社員の時に育児休暇を取得し、復帰する際に、同じ仕事に戻れなくなり(経理担当だったのですが、そこへ人員補充したため再度同じ部署へ戻れないと言われたため)、会社側も関連会社などで事務職を探してくれたものの条件が合わずに退職しました。

転職は難航したのですが、子供を優先してパートで割り切って転職しました。

約6年勤めたのですが、子供が小学校に入学したこともあり、念願の自営業をスタートしました。

小学校1年生の間は事務のパートと自営のフランチャイズ英語スクール講師をダブルワークでこなしていましたが、英語スクールに重点を置くことにして現在は英語スクール講師のみやっています。

小学生になると保育園のように融通が利かないことも多くなり、満を持して転職した次第です。
 

面接の際に雰囲気的に子供の病欠をよしとしない会社はやはり不採用でした

(ワーママとしての転職活動で不安だったこと大変だったこと)
転職活動で大変だったのは、やはり子供の病気の時に休めるかどうか、ということです。

我が家は両家の両親が既に他界しているので、子供の病気の際は私が仕事を休むほかありません。

インフルエンザなど長期自宅療養が必要な病気の時には、夫と交代で休みをやり繰りして看病をしてきましたが、軽い風邪のような場合は「母親が傍にいて看病するのが当然だろう」という夫の無言のプレッシャーがありました。

もちろん子供と一緒に過ごして労わってあげたいのやまやまですが、やはり4歳頃までが発熱の回数が多く、職場の理解があったので恵まれていました。

面接の際には、この点はしっかりと確認することにしていました。

が、雰囲気的に子供の病欠をよしとしない会社は、やはり落ちました。

自営に転職する際には訳1年間のダブルワークを経ての転職だったので、収入の面に若干の不安はありましたが、自分で大丈夫と思えるラインでダブルワークを解消、子供も小学生になり体力もつき滅多に風邪で休むこともなくなりました。

祖父母の不在により生じる子守問題は、事前にファミリーサポートなどを調査しておき、預けられる友達なども確保しておきました。
 

小学生の親の果たす役割は多く、現在の働き方がベストだと思えることばかり

(転職して良かったことや後悔してること)
将来的には自営で仕事をしたいと思っていましたので、後悔はほとんど浮かびません。

あるとすれば、もっと貯金しておけばよかったということですね。

雇われている際には定期的に収入があり安心感から、つい使いすぎてしまう傾向に。

今の方が収入は少ないものの、使うことも少なくなり生活には困っていませんが、やはりもっと貯金があればなぁ…と思うことは多々あります。

正社員のままでいればボーナスもあり、無理してでも続けていたことでしょう。

やむを得ずパートになったことで、失うものより得るものが多かった6年間だったので、パートに転職したこと自体も後悔はありませんでした。

念願の自営の英語スクール講師のみの仕事になり、時間に余裕が出来たことの効果か子供を怒ることが少なくなりました。

また、子供が小学生になりいよいよ細かく見ておくべき時期が来たと感じています。

保育園の時は多少保育園に丸投げでも、なんとでもなっていましたから。

しかし小学生の時期は、そうはいかないとひしひしと感じています。

PTA活動しかり、宿題をみてあげること、帰宅後の友達との遊びの監視など、小学生の親の果たす役割は非常に多く、現在の働き方がベストだと思えることばかりです。

子供に全て合わせているつもりはありませんが、やはり何年かは特に深く関わることが必要な時期があると思っています。
 
(製造業事務職正社員→住宅機器卸事務パート→フランチャイズ英語スクール講師)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

保育園に子供を預けていたことのある保護者は、子供が小学生や学童保育に通うようになったときに色々な面でギャップを感じます。

・小学校や学童保育からの連絡が乏しいこと
・遅くまで預かってもらえないこと
・子供自身が成長をし、行動範囲が一気に拡がること

など、保育園という存在が共働き夫婦によって、如何に恵まれていたかを痛感するのです。

いわゆる「小一の壁」で悩まれる保護者は多いですが、なかなか転職をするにも難しい時期でもあります。

夫婦でしっかりと役割を話し合い、大事な時期を乗り越えていくことが重要です。