個人で働く方の自由なライフスタイルに興味を持ったのが独立のきっかけ

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起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。

今回は、独立して在宅でのDTP/制作/翻訳チェック等の請負業務で働く女性のストーリーです。
 

外注先の個人の方と一緒に仕事する機会を通じて、自由なライフスタイルに興味を持ったのが独立のきっかけ

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
制作/翻訳会社で在職中、外注先の個人の方と一緒に仕事をして話を伺う機会が多く、そのプロフェッショナルな仕事に憧れる一方、自由なライフスタイルという点にも興味を持ちました。

また、当時結婚した夫がフリーランスの翻訳業をしていたため、漠然と二人で自宅で仕事ができたらいいなと感じるようになりました。

業界には10年在籍して、DTPやライティングに関するスキルや経験も十分身についた時期でしたし、当時在籍していた会社からもある程度仕事をいただける見込みがあったため、独立を決意しました。
 

仕事ですから好きなこと楽しいことばかりではないけど「自分で仕事を選ぶ」という点が魅力

(起業/独立のメリット)
自営で仕事をすることのメリットは、自分で仕事を選び、自分のペースで働けるということです。

独立当初は勝手もわからず、いろいろな仕事を請け負ってしまい大変なこともありましたが、その中でもコストパフォーマンスの高い仕事は何か、自分に合うのはどんな働き方かを考え、取捨選択していくうちに、半年ほどで自分のリズムを作れるようになりました。

もちろん仕事ですから好きなこと楽しいことばかりではありませんが、「自分で選ぶ」という点が魅力だと思います。

たとえば働き方でいえば、あえて週末や夜間に仕事をし、平日昼間を習い事や趣味の時間にあてたり、と会社勤めではできないような贅沢な時間を過ごせるようになりました。
 

起業すれば仕事と私生活の線引きがうすく、ワークライフバランスの取り方が難しくなる

(起業/独立のデメリット)
デメリットについては、メリットの裏を返せばという点が多いと思います。

サラリーマンのように安定した収入はありませんので、常に不安や焦りを抱えるリスクがあります。

特に保険や年金等の支払いは、毎月のことなので大きな負担になります。少しでも稼がなければと依頼を全て受ければ、時間に追われるだけでやりたいことを見失い、本当にスキルをいかせる仕事ができなくなることもあります。

会社勤めなら帰宅すればある程度仕事のことを忘れられますが、起業すれば仕事と私生活の線引きがうすく、ワークライフバランスの取り方が難しくなると思います。
 

起業する際に可能なら前職のツテで仕事がもらえるなど当初の売上に何らかの形で保証があるとより安心

(起業/独立へアドバイス)
起業する際に可能なら、例えば前職のツテで仕事がもらえるなど当初の売上に何らかの形で保証があるとより安心です。

退職して独立する場合、1年目は前年の給料を基準に税金などが計算されるので、その負担は予想よりはるかに大きく感じます。ある程度余裕をもっていればこそ、より質のいい仕事の選択ができると思います。

また、面倒でも経理はしっかり勉強したほうがいいです。申告での節税も大きいですし、何より事業の状況を把握することは重要です。

また、当たり前のことですが、これと決めたお客様には120%の努力と誠意をもって仕事をすること、その気持ちが大切だと思います。
 
(在宅でのDTP/制作/翻訳チェック等の請負業務)