自分らしい弁護をするために独立・開業。仕事も休みも自分の好きに采配。

bengo

 
起業/独立をした働く女性の体験談シリーズ。
働く女性にとって、起業・独立は、自分らしくや仕事と育児を両立するための手段なのかもしれない。ひとつの女性の生き方・働き方として、企業(組織)に所属することだけではなく、起業/独立することも選択肢に加わるきっかけとなれば・・・。

今回は、若くして独立し、弁護士として法律事務所を経営している働く女性のストーリーです。
 

個性のある弁護士として働くために自分らしい法律事務所を設立し独立

(起業/独立に至ったきっかけ・理由)
もともと,勤めるのが自分に向かないと思い,弁護士になりました。

資格をとってしばらくは,修行のために,他の弁護士事務所に勤めました。
約2年半の間勤務弁護士をしましたが,その間に,弁護士としての仕事のノウハウを学び,一通りの仕事ができるようになったと感じました。

また,複数の弁護士事務所に勤めたため,弁護士によって,それぞれ個性のある働き方をしているのだということもわかりました。
そこで,私も,私らしい法律事務所を作り,そこで仕事をしていけるのではないかと考えるようになりました。

それで,思い切って独立することにしました。
 

嫌な仕事は避けることができるし、長期休みも自分の好きな時期に取得

(起業/独立のメリット)
なんと言っても一番の魅力は,自分の城が持てて,仕事場に愛着がわき,仕事を一生懸命がんばろうと思えることです。
そして,自分のイヤな仕事は避けることができますし,働き方も,自分の好きなように采配できます。

たとえば,自分がどうしても合わない依頼者の事件は断ることができますし,夏休みの期間等も,自分の好きな時期に設定することができます。

事務所内のインテリア等も,自分の好きなように設定できるので,とても働きやすい職場を作ることができました。
 

独立当初はコネもなく受注が大変で毎月赤字にならないか頭を悩ませていた

(起業/独立のデメリット)
一番つらかったのは,やはり,経営状況です。

私は,独立した当時まだ20代で若く,何のコネもなかったので,仕事をとってくるのが大変でした。毎月,赤字になるかならないかということで,頭を悩ませていました。

また,自分が事務所に行かないと,まったく仕事が回らないので,少々体調が悪かったり天気が悪くて警報が出ているようなときも,事務所に行かなければいけないこともつらかったです。

さらに,個人事業でしたので,年金も保険も全くなく,何の将来の保証もなかったのもつらかったです。
 

独立後は必死で頑張っていれば絶対にみてくれている人がでてくる

(起業/独立へアドバイス)
起業して,本当にやっていけるのだろうか,と不安に思われている方も多いと思います。

私も,女性一人で法律事務所を経営していけるのか,とても不安でした。
しかし,思い切って独立したら,本当に仕事にやりがいがありましたし,最初は何のコネも知り合いもなかったですが,広告業者等いろんな知り合いができて,だんだんと事業の幅も広がってきました。

起業前に,具体的にどのくらいの規模の事業になるのか,どのくらいの収支を考えているのか,現実的・具体的に考えてから独立すれば,きっとうまくいくと思います。

独立後は,必死でがんばっていれば,絶対に見てくれている人が出てきます。怖がらずに,一歩踏み出してぜひ起業してみてください。
きっと新しい世界がまっているはずです。
 
(弁護士として法律事務所を経営)