社会から孤立していった専業主婦。職場復帰のリハビリでPTA役員に。

taoru

 
専業主婦から職場復帰した女性の体験談シリーズ。

働く女性ばかりが注目されているけど、専業主婦の存在を忘れないで。職場復帰した今だからこそわかる専業主婦の良いことと大変なことや職場復帰体験をご紹介。どっちがエラいわけでもない職場でも家庭でも働く女性はみんな頑張ってる。

今回は、専業主婦から医療従事者のパートとして職場復帰した働く女性の体験談をご紹介します。
 

ドラマの影響からか専業主婦は勝組みの様な優越感があった

(専業主婦のメリット)
家事や育児に集中することができるので、自分が納得するまで家事に時間が費やすことができます。

私の場合は核家族ですので、自分のペース配分で家事を進める事ができて最初のウチは生きがいを感じてました。ドラマの影響なのかわかりませんが、勝組みのような優越感もありました。

天気の良い日に洗濯物布団を干せるのも大きなメリット一つだと思います(仕事してると休みの日が天気とは限らないので布団が干せません)
 

社会的孤立感、家事をさぼると罪悪感、人と接する機会も減りストレスに

(専業主婦のデメリット)
会社のような上司や先輩がいるわけではないので、全てが手探り家事を覚えなくてはなりません。
それに加え、家事を専門行うため家に居るのですから周囲の期待も大きく毎日奴隷のようにこき使われます。

仕事量を自分で決められるとは言え、サボって楽をしても代わりに家事をしてくれる者はいないので、翌日の仕事量が倍になり自分を追い立てる悪循環が生じます。

社会的孤立感と家事をこなせない罪悪感、外部の人間と接する機会も軽減しストレスがたまり、話せる友達も疎遠になり、ますます外部との接触を恐れるようになるので、なかなか抜け出せません。
 

主人の付属物品扱いが嫌で職場復帰を目指すもPTA役員でリハビリ

(職場復帰に至ったきっかけ・理由)
主人の付属物品扱いされる事が嫌でした。

それに加え、主人から「お前は、もう社会では通用しない」と暴言を吐かれた悔しさも、自分を見つめ直す良い機会になりました。
主人の稼ぎだけでは自の服を買える自由なお金もなく、自分磨きをする資金もありませんでしたので、社会復帰練習にまずはPTAの役員を引き受け、コミュニケーションのリハビリを行いました。

自分を認めてくれる友達が増えると自信が蘇ってきて本職へ復帰する勇気になりました。
 

面接は緊張で苦戦。焦って目標を失っていたため復職活動も失敗続き。

(職場復帰する際や職場復帰後に大変だったこと・苦労したこと)
専業主婦の時は、買物に出かけない日はスッピンに部屋着が当たり前など、女子力が下がってましたので、体もゆるんでおりました。

毎日、化粧や身形を整える事も久しぶりでしたので、慣れるまで毎朝の身支度に時間がかかりました。
敬語を使って他人と話す機会が減ってましたので、面接の際は非常に緊張してしまいシドロモドロになってしまいました。

希望にみあった職場がなく賃金で選んでしまい、最初は失敗しました。
他にも、働くこと優先に考え得意分野でもない職種に手を出してしまうなど、今思えば焦って目標を失っていたように思います。

おそらく他人の目には私の姿は痛々しく見えたのではないでしょうか。今、考えると自分がはずかしいです。
 
(医療従事者パート)