wowomolife

国家資格・時短勤務・復職・独立起業・転職など働く女性の働くレシピ

障害による困難な動作や恐怖心を軽減するのが作業療法士の役目

      2014/12/29

rihabiri

 
働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・

今回は、作業療法士として働く女性のストーリーです。小学生の頃から障害者に関わる仕事を目指し、高校、短大としっかりと歩み、現在は作業療法士として仲間に支えられながら成長している姿が想像できます。
 

育った環境、介護福祉士の母の影響が作業療法士になるきっかけ

(作業療法士になったきっかけ)
子どもの時に障害を持っている兄弟がいるお友達がいたり、更生施設が近所にあり、更には母が介護福祉士として働いていたために障害者に関われる仕事がしたいと思うようになったのがきっかけです。

具体的にこの仕事をしていきたいと思ったのは小学校の5年生くらいの時で、中学の時には行きたい高校を探すより先に行きたい短大が見つかり、そこに向かうために高校生活を送っていました。

ただ、実際に働いているところを見たことがなかったので自分で高校3年生の時に障害児施設に電話をして見学をさせて頂き、夢を現実にしたいと思う気持ちが強くなりました。
 

リハビリの結果、歩行困難な状態から自宅でシャワーを浴びれる状態まで回復できたこと

(作業療法士になって嬉しかった思い出・良かった経験)
今の仕事をしていて嬉しかったことは訪問看護ステーションで仕事をしていたときに脳梗塞になり入院し、身体の麻痺があり杖や舗装具なしでは歩けない状態の人が自宅のお風呂でシャワーを浴びることが出来るようになったことです。

その方は退院後すぐに私が担当しました。
最初は室内を歩くこともほとんどできずにベッド上でのリハビリが主でしたがご本人の強い希望もあり最初から最終目標として自宅でお風呂を入ることにしました。

それまではヘルパーさんによる清拭や訪問入浴でしたが目標に向かい一緒に少しずつまずは自宅内を歩けるようにして通院の時に必要不可欠な階段昇降も行い、更には自宅内が歩けるようになってからは実際に浴室まで歩きました。
浴室にはどうしても40センチくらいの段差を上がらなければならず、住宅改修も出来ないためにこの段差の壁をクリアしなければなりませんでした。

何度も何度も練習を重ねて上がることへの恐怖心を軽減し更には歩行練習を積極的にしていくことによりベッドサイドにおいてあるポータブルトイレでの排泄であったところから自宅トイレを使用した排泄が先に自立になりました。

また、通院のための階段昇降も無理なく行うことが出来、ほんのわずかな距離ですが外を歩くこともできるようになりました。
これらの経験と浴室への移動を繰り返した結果、退院後3ヶ月で実際にシャワーを浴びることが出来るようになりました。

実際には不安感も非常に高い方でしたので私が訓練と言う形で週2回シャワー浴の介助を行いました。そこから不安を少しずつ軽減していき退院後5カ月目にはヘルパーさんや看護師さんによる入浴介助も可能になり週3回の入浴が可能になりました。

ただそこから次の課題の浴槽への入浴はご本人様は今まで以上の不安があり上手く進みませんでしたが最低限、お風呂に入って汗を流すことが出来るようになりご満足して頂けたことは凄く嬉しいですし励みにもなりました。
 

障害児の施設勤務時に自分の力不足で療育の成果を上げられなかったときは辛かった

(作業療法士になった辛かった・苦しかった経験)
私が障害児の施設で働いているときに自分の力不足で思うように療育の成果を上げることが出来なかった時は非常に辛かったです。

ただ、私が勤めていた施設は同じ職種の人が6人いてみんな大先輩であったために実際に私が訓練をしているところに同席して下さりその場でアドバイスを貰ったりしながら訓練を進めることが出来たので良かったです。

また、そのほかにも自分で訓練をしているところを保護者の了承が得られればビデオに収めることを推奨している職場であったのでビデオを見ながら自分で反省したり先輩にアドバイスを貰ったり他職種の人からもアドバイスを貰うなど非常に勉強の機会に恵まれていたため、難しいと思った時にはすぐに相談できる職場であったので辛くても何とかやることが出来ました。
 

他職種の人とも積極的にコミュニケーションし、作業療法士ができることを何でも率先してやる

(作業療法士を目指す方に一言)
最近では一人職場と言われ、作業療法士が一人と言う職場は減ってきましたが職場によってはリハビリをするのが自分一人だけというところもまだあると思います。

実際、私も資格を取った当初、最初の職場では自分しかリハビリを担当する人がいない更には前任者もいないと言う職場でした。そこでリハビリってどういうことかを他のスタッフに理解をしてもらうためにコミュニケーションを積極的にとり、どんなことでも率先してやるようにしました。

最初は自分がなんでやるの?っていう思いもありましたが、全く関係ないことから徐々に距離を縮めることで本題に入ったときにもやりやすく、更にはお互いに相談しやすい関係が作れます。

なので、是非とも一人職場である場合は何でも率先してやっていくと色々なことが上手く回るようになると思います。
 
(東京都/作業療法士)
 


\この記事が参考になったら、いいね!をお願いします/

 - 国家資格で働く女性の職業 - , ,

  関連記事

小さな頃からの夢・美容師も長時間労働、給料、手荒れには勝てなかった

  国家資格を捨てて働く女性のストーリー。 世間でも話題になっている「 …

教習指導員は交通ルールを守る大切さを教え、女性も活躍できる仕事

  国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。 今回は、自動車学校の教習指 …

子ども達の成長する姿を見たいから給料が改善すれば保育士として働きたい

  国家資格を捨てて働く女性のストーリー。 世間でも話題になっている「 …

看護師になってからよりも看護師になるまでの学生生活の方が大変

国家資格で働く女性の職業紹介シリーズ。 今回は、看護師として働く女性のストーリー …

検査でどんなに重い病気を発見しても臨床検査技師は常にポーカーフェイス

  働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業につ …

 
トップへ看護職賠償責任保険個人情報保護方針広告掲載お問い合わせ運営会社