セクハラやパワハラ、不当解雇などから自分自身を守れる資格

働く女性の資格取得ストーリー。

今回は、ビジネス実務法務検定試験2級・3級を取得した働く女性のストーリーです。

ライフスタイルが変化する度に働き方に迷うことが多い働く女性にとって、資格は自分のスキルを証明する武器のひとつです。

必ず就職・転職・復職・独立のタイミングで有効に活用できます。

何か資格を取りたいけど、どんな資格がいいのかしら?

そんな悩める働く女性の少しでもお役に立てるように、既に資格を取得して活躍する女性のストーリーをお届けします。
※当ストーリーは国家資格以外の資格が対象です。「国家資格で働く女性」についてはこちらです。
 

セクハラやパワハラ、不当解雇などから自分自身を守るためにも資格取得・資格勉強を始めた

(その資格を取得したきっかけ)
私がこの資格をの勉強を始めたのは大学教授の薦めがきっかけでした。

この資格は「ビジネス法務」、つまり民間企業などで働くときに必要なあらゆる法律知識を幅広く学ぶことができます。

また多くの企業で昇進・昇格などに使われているようで、私の通っていた大学では単位認定資格となっていました。

法学部だった私は法律の最低限の知識、用語などを学んでいたため勉強もスムーズにできるだろうし、就職活動に有利になるから、といった理由で在籍していた少人数ゼミの教授と就職支援を行っているキャリアセンターに勧められました。

私自身も民間企業に就職する際はどんな部署に配属されても法律には気を使って仕事をする必要がありますし、セクハラやパワハラ、不当解雇などから自分自身を守るためにも必要だと思い資格取得・資格勉強を始めました。
 

ビジネスに関わる法律関係は覚えることが幅広いので苦労した

(その資格を取得する際や取得後に苦労・大変だったこと)
資格取得の際に苦労したことはとにかく勉強範囲が広いことです。

ビシネスにかかわる法律関係と言えば(民法・商法・会社法・労働法)がまず思いつきますが、さらに広く、民事訴訟法や家族法、著作権法などの裁判や生産にかかわる法律からビジネス文書の管理の仕方や情報漏えいや犯罪まで本当に幅広かったです。

3級はそれでも広く浅くで問題もパターンがありその年の問題集を何度かとけばほぼ満点で合格できるのですが、2級は範囲はそのままに深く掘り下げられており、問題のパターンを覚えるだけでは合格はできません。

2級の勉強で特に大変だったのは債権回収の優先順位、国際法務関係の機関名、会社の種類(株式会社・合同会社など)と特徴を覚えることです。

取得後に苦労したことは、ずばり法律を知っていると敬遠なさる会社があるということです。
 

仕事をしていく上で自分や上司がやってはいけないことを把握できているのはとても心強い

(その資格を取得して良かったこと)
この資格を昇進・昇格に使用している会社では転職の際に持っていると興味を持って貰えると思います。

また、ビジネスに関する法律を学べることは大変力になります。

法律は自分たちが守らなければならないルールであり、そのルールを守っていれば時には自分を守ってくれることもあります。

ただし法律を知らなければ、法律は自分を守ってはくれはしません。

社会に出てから仕事を行ていく上で自分がやってはならないこと、上司がやってはならないことが把握できているというのはとても心強いと思います。

特に2級では、消費者法や社会保険について、さらには民事訴訟の手続きや民事再生・自己破産など、これから自分が生きていくうえで身につけておいて損はないであろう事柄をたくさん学ぶことができたことは資格取得・資格勉強をしてよかったと思います。
 

まずは最新のテキストと問題集とポケット六法を買って勉強するのは大前提

(その資格を取得する上で学びのコツ、知っておいた方がよい情報)
まずは最新のテキストと問題集(主催の東京商工会議所が出しているもの)とポケット六法を買って勉強するのは大前提です。

3級は法律の基礎知識などもテキストで学べるので、法律知識がない方もしっかりと勉強すれば取得できます。

問題集は最低でも2周は解いて出題パターンを覚えてしまうと 尚楽になります。

解答で出てきた条文をポケット六法で引いてその条文を読んでマークをつけると法律を同時に学べます。

2級はさらに難しくなりますので、問題集を何周もやってわからないところは解答を書き写して暗記することも必要ですし、国際法務に関しては英語(機関名)が出てきます。

ですが、問題集についている模擬テストをみると出題範囲はかなり偏っていましたので、模擬テストを見て出題が多い範囲を重点的に勉強するといいかもしれません。
 
(ビジネス実務法務検定試験2級・3級)