初めての就職活動もシングルマザーの私に向ける社会の目は冷たく感じた

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働く女性の学生時代の就職活動体験談。

学生にとって就職活動は不安がいっぱい。
仕事内容や社風だけでなく、結婚・出産・育児などライフイベントまで意識するとどの会社がいいのか悩んでばかり。

既に社会人となった働く女性がどのように就職活動を過ごしたのかをお届けし、これから社会に一歩踏み出す女子学生のお役に立てれば・・・。

今回は、大手ファミリーレストランのホールに就職して働く女性の体験談です。

学生の時に妊娠したため、初めての就職活動もシングルマザーの私に向ける社会の目は冷たく感じた

(学生から社会人になる際に不安だったこと)
まず、私は学生のうちに妊娠してしまいました。それからシングルマザーとして子供を2年自宅保育した後、ママでもあり、初めての就職活動でした。

どこの企業もまず、卒業後子育てをした私に向ける目は冷たいものがありました。

それでもめげずに就活したところ、子供に合わせて働くことができる職場を見つけることができました。社会の目はやはり冷たく感じることもありましたが、ちゃんとわかってくれる企業もあるんだと嬉しかったです。

子供の熱や学校行事の度にお休みが取り易く、日曜・祝日がお休みできる企業を探すのはとても大変でした

(就職活動で失敗・苦労・後悔したこと)
苦労ばかりでした。
子供がいるとやはり、熱を出した際や学校行事の場合は休みが欲しいですし、休日は保育もないので日曜・祝日がお休みできる企業を探すのはとても大変でした。

自分自身がしたい職業では養っていけないということもありますが、シングルマザーであることにまず偏見を持たれるときもありました。

これが世間なのかと悲しくなる日もありました。学生のまま新卒として就活できたわけではないので、多少のブランクもありましたし、面接に向けての話し方なども目上の方との関わりもなくなってきていたので言葉遣いも心配でした。

卒業後から世間と離されていく自分と、それでも子供育てていかなければいけないという葛藤があり、ただただ焦って就活していた時期もありました。
 

楽しい時間だけをイメージして面接に挑み、とにかく嘘無く、ありのままの私を見てもらえるように努めた

(就職活動で工夫したこと・内定をとるコツ)
私はとにかく嘘無く、ありのままの私を見てもらえるように努めました。

それは、学生のときとはまた違って子育てをしたことによって得たものが私には多かったので、それをいかに企業に伝えられるか。子供と過ごすようになってから笑顔でいる時間が増えました。

世間の目を考えたらきりがないので、私の中にある楽しい時間だけをイメージして面接に挑みました。とにかく常に笑顔で過ごせました。

緊張はもちろんしましたが、わたしには新卒でみんなが就活していた時間から2年分みんなができなかった経験があると思ってそれを強みに変えることができたからです。

生活していくうえで必要なお金のためにとか、昔からの夢だったとか、やりたい職種だったなどいろいろな理由があると思います。

でも私は全て就職する、仕事をする上で大切なことだと思うんですが、ただただ毎日無理なく笑って穏やかな気持ちのまま生活していきたないと、しみじみ感じていたので自分のモチベーション次第なんだろうなと考えられるようになりました。

わたしの生き方がちょっと変わったのがこの就職活動期でした。
 

どんな職を選ぼうと何度落ちようと、疲れたら少し休んで、元気をもらってまた頑張ればいいんですよ!

(就職活動を行う女子学生へアドバイス)
どんな卒業の仕方をしても、どんな家庭の事情や自分自身の問題が起こったとしても生きるために必ずやってくる就職活動。

やりたいことができるのがもちろん一番だと思いますが、やりたいことをできない人もいっぱいいます。そんなとき逃げたくなる日は絶対に来ます。私もそうでした。

人生から逃げたくなる日がありました。でもそれでも私の支えは子供や家族でした。

なので、どんな辛いことがあっても人との結びつきを大事にしていたら寄りかかれる場所ができるんです。それが明日からまた頑張ろうと思える力になるんです。

なのでどんな職を選ぼうと何度落ちようと、疲れたら少し休んで、元気をもらってまた頑張ればいいんですよ!大切にするものがあれば楽しい未来のために頑張れるはずですよ。
 
(大手ファミリーレストランのホールに就職)