シングルマザーの仕事と育児・家事に関するストーリー。
今回は、19才・17才・9才の三姉妹を持つシングルマザーのストーリーをご紹介します。
旦那がいたとしても大変な仕事と家事・育児の両立。
それをひとりで背負っているシングルマザーはやっぱりすごい!
そんなシングルマザーならではの悩みや苦労を共感し合い、そして勇気を与えることが出来たら・・・。
主婦ばかりの場だと、旦那をネタに話題にも参加出来ず、なんとも言えないモヤモヤが残る
(シングルマザーとして働くことで大変なこと)
シングルマザーは思ってた以上に想像以上に肩身は狭いです。
私自身が心のどこかでそう思っている事が一番良くないと思うのですが、とある職場で、「子供は残酷だから、お父さんがいない事で友達をいじめる」という意見を会議の際、堂々と発言された事があります。
10年かけて、離婚をした私にはズッシリときた意見でした。
その職場には、私の他にシングルの方がもう一人いらっしゃいました。
隣の席でしたが、彼女は何も言いませんでした(むしろ、言えませんでした)。
私には発言権のない会議でしたし、今の時代でもそんな風潮なのか?とも思いましたが、まあ、1つの意見として、やはり片親を特別視する方々はいらっしゃるということですね。
そういった精神的なものが1番大きいです。
また、主婦ばかり集まった場だと、旦那さんの悪口など「旦那がどうだこうだ」という話にも参加出来ず、なんとも言えないモヤモヤが残ります。
生活のためにもっとたくさん働きたいけど、今は、子供との時間が大切。
(シングルマザーとして育児や家事で大変なこと)
一番下の子が喘息を持っているので、発作がひどい時は、休みを取らないといけません。
有休のある職場で、休んでも周りが困らない仕事内容ならともかく、人が居ないと困る職場ですとこどものことで休みをとるのはかなり申し訳ないです。
喘息だけでなく、病気の時、出来るだけ居てあげたいと思いますが、それよりも普段から病気しないように心がけています。
それもどうかと思いますが、仕方がありません。
そして、正社員ではないので、休んだ分収入が減るという事が困ります。
災害などで仕事が出来ない時を思うと非常に困ります。
おそらく下の子がもう少し大きくなるまでは、正社員の仕事に就ける事はないと思うので、貯蓄していくしかないと思っているところです。
今は食べるだけ精一杯なんです。
もっとたくさん働きたい気持ちは思いますが、見てあげられるのが私しかいない以上、子供との時間が今は大切です。
こどもの成長に合わせて働く時間を増やしていこうと思います。
今は自分自身の事だけを考えると幸せ。子供たちに私がしてあげられる事は何だろうと日々考えている
(シングルマザーとして誇れること)
シングルになったことで本来の私が戻ってきつつある事です。
結婚生活23年・離婚して2年が経ちますが、結婚と共に、友達や仕事の同僚など大切な人達との縁を切ってきました。
もうその方たちに会えることはないけれど、今は、自由に人と関わる事が出来るようになりました。
そして、私にとって生活の一部だった音楽に、また、少しずつ時間を費やす事が出来ています。
すぐには感覚は戻りませんが、ゆっくりでいいと思っています。
これからは、音楽に触れながら、もう一度私らしく、生きていきます。
ただ、離婚してシングルマザーになったことは子供たちには、本当に申し訳ないと思っています。
私の両親は熟年離婚で、そのとき私には居場所が無くなった思い出があります。
ですから、私の子供たちには同じ思いはさせたくないとずっと踏ん張ってきました。
離婚だけはどうしても避けたかった事でした。
でも、今は自分自身の事だけを考えると幸せです。
そして、子供たちに今からの私がしてあげられる事は何だろうと日々、考えています。
(19才、17才、9才の三姉妹を持つシングルマザー)