看護師資格は働くには有利。けれど厳しい看護の世界。

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働く女性の職業紹介シリーズ。その職業を選んだきっかけ、その職業について嬉しかったこと・辛かったことなどを実話をもとにご紹介します。その職業に就くひとがひとりでも増えるきっかけとなれれば・・・
 

看護師として働く母の姿をみて感じるものがあったから

(看護師になったきっかけ)
母親が看護師だったのですが、はじめは看護師になるつもりはありませんでした。
でもいつの間にか、看護師になる道を選んでいました。働く母を見て感じるものがあったのだと思います。

看護師になることを選んだのは中学3年生のときでした。
 

患者さんからの「ありがとう」が嬉しいし励み

(看護師になって嬉しかった思い出・良かった経験)
専業主婦10年以上のブランクから復帰して現在は介護施設で働いています。

やはり看護師資格は就職にとても有利ですし、今は看護師不足からブランクがあっても歓迎しますという求人も多くあります。時給も一般の仕事よりは高いですし、結婚、出産をし退職をしても再就職には困らないと言うことはとてもありがたいです。

仕事の内容は命を預かる仕事なので、厳しい世界ではありますが、その反面で患者さんが元気になって退院される、または「ありがとう」という言葉はとてもうれしいですし、励みになります。

現在は介護施設で働いていますので、残念ながら元気に回復されるということは少ないですが、お年寄りの笑顔を見ながら、残りの人生のお手伝いが出来ることは日々の癒しです。
 

年齢を重ねていくにつれて夜勤のある勤務体系がきつかった

(看護師になった辛かった・苦しかった経験)
「白衣の天使」などと言われたりし優しいイメージもありますが、やはり命を預かる現場です。女性が多い職場ということもあると思いますが、厳しい現場であると思います。

一見、あまり考えていないような行動にも本当はひとつひとつに意味があり、新人のころは「なぜその行為を行う必要があるのか?」と先輩から問われ、勉強の日々です。メンタル面をやられ退職する看護師も少なくありません。

一般的に給料は高いと言われていますが、それは夜勤をしているからです。
夜勤は、まだ若いうちは良いですが、年齢を重ねるとかなりきついです。私は自律神経のバランスがすぐに崩れてしまって、めまいや耳鳴り、睡眠障害などなどいろいろな症状が出ました。

私が一番きつかったのはやはり夜勤という勤務帯を含む仕事ということでした。
もう夜勤はこりごりと思い、現在は日勤のみで仕事をしています。
 
(愛媛県/看護師)