認可外保育園の保育料は高く、パート代だけでは家計は赤字続き

ワーキングマザーならではの転職体験談。

今回は、企業の健保事務から飲食店の対面販売へ転職して働く女性の転職体験談をご紹介します。

仕事と育児の両立ってホント大変だから、仕事を変えて今より少しでも状況が良くなればなんて悩むことも多いはず。

そんなワーママの転職活動も子供がいるとこんなにも・・・独り身のときの転職とは何もかもが違った。
 

子どもの教育費などを考え、私も働かなくてはならない状況になったので仕事復帰を考えた

(転職に至ったきっかけ・理由)
出産前は派遣社員として企業の健保事務で働いていました。

育休制度が無く、産休も3ヶ月ほどしか取れないということで、さすがに生後3〜4ヶ月の子どもを保育園に預けたくないと思い、出産予定日ぎりぎりの妊娠9ヶ月まで働き、退職することにしました。

出産後はすぐに働こうとは考えていませんでしたが、続けて第2子を授かり、今後のこどもの教育費などを考え、私も働かなくてはならない状況になったので仕事を探すようになりました。

ただ、当時はまだ子どもを遅い時間まで預けることに抵抗があり、また近くに頼れる両親などもいないため、子どもの急な病気などにも柔軟に対応できるようにと、自宅から近く、正社員や派遣社員ではなくまずはパートで探そうと考えました。

また、仕事と家事・育児の両立に慣れ、子どもたちも保育園に慣れた頃には、正社員や派遣などのフルタイムの仕事に復帰することも考えてみようとも思っていました。

そんな折、近所に大型のショッピングモールがオープンすることになり、オープニングスタッフの大量募集が始まったのをきっかけに、思い切って応募し、採用してもらえることに決まりました。
 

認可外保育園の保育料は高く、パート代だけでは不足するためしばらくは赤字続き

(ワーママとしての転職活動で不安だったこと大変だったこと)
子どもの病気などで、仕事を急に休むことになった場合、どう対応できるかが一番気がかりなことでした。

幸いにも、店長や周りのパートさんがとても理解のある方達で、休みにしてくれたり、遅刻を認めてくれたのでとても助かりました。

また、朝からお昼の時間帯は、同じように子どもを持つパートさんが多いので、お互い助け合いながら働くことができたのも良かったです。

ただ、この時間帯は同じような主婦が働くことを希望するのでなかなか求人がありません。

そして、一度採用になるとなかなか辞める人もいなく、求人の空きも出ないようです。

オープニングのお店も、しばらくすると客足も減るので、シフトのカットが始まり、希望の時間より2時間も減ってしまい当初予定していた収入が見込めなくなってしまいました。

もうひとつ大変だったのは、仕事が決まる前から子どもの預け先を確保するために、認可外保育園へ申し込みをしなければならないことでした。

ご存知の通り認可外保育園は保育料がとても高く、2人分の保育料ともなるとパート代ではとてもまかなえない金額で、働き始めてからしばらくは働いても働いても赤字の状態でした。

結局、認可保育園へは入園することが出来ず、認可外保育園より少し安い認可保育園の一時保育を利用し、主人の理解を得て土日の主人の休日にも働くことでなんとかプラスの収入になっていました。
 

パートではなくフルタイムで働いていれば認可保育園にも入園できていたのかなと思うと後悔の気持ちでいっぱい

(転職して良かったことや後悔してること)
子どもを預けることに抵抗があったために、パートでの就職を選択しましたが、思い切ってフルタイムの仕事に切り替え、認可外保育園へ預ければ良かったと思います。

飲食店のパートの場合、お店の売り上げ状況によって容赦なくシフトをカットされてしまいます。

そのため収入の目処が立たず、保育料に消えてしまうこともあり、働く意味を見失いかけました。

また、認可保育園もフルタイムでないとまず入園できないことを働き始めてから知り、パートでいくらBランクになっても結局はフルタイムのAランクにはかないませんでした。

そのため保育園を諦め、幼稚園へ通わせることとなってしまい、ますます働ける時間が減ってしまいました。

いくら認可外保育園の保育料が高いとはいえ、フルタイムで働いていれば収入の半分で済んでおり、認可保育園にも入れていたのかなと思うと後悔の気持ちでいっぱいです。
 
(企業の健保事務から飲食店の対面販売へ転職)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

シフトカット問題や保育料とお給料の逆転問題など、パート勤務で働く女性の苦労や悩みが非常に伝わる内容でした。

一方で子どもの急な病気のことなどを考えるとフルタイム勤務では対応が難しい面もあります。

パートかフルタイムかの選択は非常に難しいことです。

どちらにもメリット・デメリットが存在するので、産休・育休中の間(できれば、もっと前から)に考えたり、周囲に相談してみることが重要です。
 
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