転職でキャリアダウンしたけど子供の成長を見届けられて良かった

ワーキングマザーならではの転職体験談。

今回は、アパレルメーカー営業から業務用機器メーカーの事務に転職した働く女性の転職体験談をご紹介します。

仕事と育児の両立ってホントに大変だから仕事を変えて今より少しでも状況が良くなればなんて悩むことも多いはず。

そんなワーママの転職活動も子供がいるとこんなにも・・・独り身のときの転職とは何もかもが違った。
 

出産後の子供がいる状況で残業や休日出勤は当たり前という勤務形態で働き続けることは難しかった

(転職に至ったきっかけ・理由)
前職はかなり責任のある立場だったので、残業や休日出勤は当たり前という環境でした。

妊娠前はそんな中でも問題なく仕事ができていましたが、出産後、子供がいる環境でこのような勤務形態で仕事を続けるのにはやはり難しいのは感じていました。

幸い育児休暇、休暇後半年は時短勤務が認められていたので、子供を無認可保育園に入れて復帰しましたが、それ以降は以前と同じような勤務をしなければならないのが暗黙の了解でした。

そんな中、夫から夫の地元に引っ越して住宅を購入しようという話を持ちかけられ、子育てするには都会のど真ん中よりも自然があふれる郊外の方が魅力的に感じたこともあり、引っ越しを理由に退職し、引っ越し後に転職活動をすることにしました。
 

郊外は求人数が圧倒的に少なく、正社員だと土日・夜間勤務ありで子供がいると応募そのものができない

(ワーママとしての転職活動で不安だったこと大変だったこと)
まず郊外に来てしまったので、都会にいる時よりも求人数が圧倒的に少なかったのが一番不安でした。

以前は正社員でしたが、勤務形態は正社員にこだわらなくても、求人数そのものが少ないのが郊外です。

実際、正社員の求人はサービス業で土日勤務、夜間勤務ありばかりで、子供がいる私には応募そのものができないものばかりでした。

条件のよい正社員の求人が出ても、応募の時点で子供の有無と年齢を聞かれ、応募そのものができないこともありました。

多少の蓄えがあったのですぐに仕事を探さなくても大丈夫ではあったのですが、住宅を購入していたのでやはり専業主婦でいるには厳しく仕事せざるを得ない状況だったため、子供がいても働ける条件の求人を見つけて応募することそのものが大変でしたし、採用されない期間が長くなってくると、仕事そのものが見つかるのかが不安でした。
 

キャリアの面ではキャリアダウンしたけど、自分で育児ができて子供の成長を見届けられることはよかった

(転職して良かったことや後悔してること)
現在の職場は土日勤務なし、残業もほとんど発生せずに定時で上がれる環境で、また、主人の実家の近くに引っ越したので、子供が万が一病気になってもある程度は助けてもらえるところが一番よかったです。

しかし、やはり正社員での採用が難しく契約社員で妥協してしまったので、いつかは契約が切られてしまうのではないかとヒヤヒヤしています。

また、給与面もやはり妥協したので、以前と比較すると収入は激減してしましました。

このように自分のキャリアの面では大きくキャリアダウンしてしまいましたが、それでもある程度は自分自身で育児ができて子供の成長を見届けられることはよかったと思っています。
 
(アパレルメーカー営業から業務用機器メーカーの事務)
 

働く女性の働くレシピからのアドバイス

いかがでしたか?

残業や休日出勤が当たり前という労働環境がまだまだ多くあるという現状は一刻も早く改善したいですね。

また、これはワーキングマザーに限ったことではありません。

父親が早く帰宅するだけでも母親にとっては助かることが多いでしょうし、何よりも子供が喜ぶはずです。

そして、一時的にはキャリアダウンかもしれませんが、子供の成長はそのタイミングでしか見届けることができません。

先輩ワーキングマザーの多くが「子供との時間をもっと取れば良かった」と後悔していることもあるので、子供との時間を大切にして下さい。

先輩ワーママからのアドバイスも併せてご覧ください。