仕事と育児の両立は大変だけど、子供の成長する姿を他人に任せたくない

engineer


出産・育休後に働き方を変えたワーキングマザーの体験談シリーズ。

保育園のお迎え時間の都合など育児を優先させるために、正社員からパートや正社員だけど時短勤務というように働き方を変えた(変えざるを得なかった)経験のあるワーママの体験談です。
これから同じ様な悩みを抱えるワーママに少しでも参考に、少しでも勇気を与えられれば・・・

今回は、正社員として時短勤務で職場復帰したエンジニアとして働くワーママの体験談です。

現場メインから社内業務に変更。母に支援してもらいながら母乳育児と並行している

(仕事内容や責任、給与などの待遇面はどのように変わったか)
仕事内容は現場(工場等での設備立ち上げ)メインから 社内でのプログラミングメインに変更しました。

責任は変わりありません。子供は母に見てもらいながら、母乳育児と並行しています。打ち合わせ等で現場に出る場合も、お昼に一旦戻るようにしています。打ち合わせは基本的に全て自分が行います。場合によっては来社していただくこともあります。

給与は短くなった時間分を計算して、元々の基本給からマイナスになっています。
1ヶ月の正規労働時間は社内カレンダーによりはっきりしているため、土日及び繁忙期に出勤することでマイナス分を減らす調整をさせてもらえるようにもなっています。
 

母乳育児で育てることを優先したかったので母の協力を得て、時短勤務で復帰することを決心

(なぜ働き方を変える決断をしたのか。また、その決断の過程での困難や葛藤)
母乳育児で育てて行きたいと思ったので、仕事を辞めたいとさえ思ったのですが、会社での自分の責任を考えると辞めることもできず、かと言って子供を諦めることもできなかったので母に協力をしてもらいながら勤務体系を変えることに落ち着きました。

家族経営の会社だから叶ったことではありますが、家族以外にも従業員はおりますので単純な特別扱いはされず、きっちり働くようにしています。

また、取引先からも出産に伴って、設備の搬入時期をズラすなどのサポートを頂き復帰後に改めて設備製作を行うなど、社内の予定を自分の産休時期に合わせて変えていただきました。

そこまでしていただけているので、仕事を辞めず、子供を育てながら、できる時間で働く決断をしました。

離乳食も始まっていない時期での仕事復帰には抵抗がありましたが、復帰前から時間を計算しながらどのくらいの時間なら仕事ができるのかシミュレーションしながら決めた時間が9:00~17:00でした。
(ちなみに元々は残業も良くしていたので 8:00~18:00 くらいが通常の勤務時間でした。)
 

育児は大変だけど、一生続くわけではないし、子供の成長する姿を他人に任せたくない

(ワーママとして働き続けることについての悩み・感じたこと)
とにかく大変です。

子供はもちろん、自分の思い通りの時間で動いてくれるわけではないので、朝は余裕を持って行動し、夜帰ってからも自分の時間を持つことができません。
ただ、一生続くわけではないので、今の時期のかわいい子供の成長する姿を他人に任せたくないです。

育児休業手当などの申請も複雑ですし 毎日1時間づつ短くなるだけでももらえる給料は随分変わります。
授乳の時間もそんな長い時間は確保できないのですが、実際に子供はそんな短時間で全てを終わらせてくれません。2時間仕事したら45分休憩(子供の相手をする)くらいの時間が常にあっても足りなく感じます。

それでも可愛いわが子のために頑張りたいと思いますし、まだまだ子供が欲しいと思いました。次の子供ができるまでにもう少し手当などがもらえるようになると楽になると思いました。

あと、マタハラとは少し違いますが、頑張っている人間に対して「よくやるねー」と言うような発言がとても多いように感じました。応援の意味ではなく、無関心なのでしょうか?
そういう言葉も働くママにはちょっと切ない気がします。
 
(エンジニア)